Foot ball Drunker 〔55〕visiting 『 Allianz Arena』ミュンヘン / ドイツ

死の組のドルトムント、PSG、ACミラン、ニューカッスルのグループFは予測不能。明後日の第5節で抜け出すチームは現れるか。
2020年にもトゥヘルのドルトムントがPSGとベスト16で対戦。この時は『バイエルン国王のための宮廷ビール』ホフブロイで喉を潤す。

ブリッカー受賞のHdMが生み出したスタジアムの機能美

建築界で最高の栄誉とされるプリッカーは、ハイアット財団が毎年世界で一人(組)を表彰する。過去に日本人も多く受賞しており周章狼狽の末に決定した新国立競技場の隈研吾氏もノミネートされていた。


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プリッカー受賞者ならばスイスのバーゼル出身のジャック·ヘルツォーク:Jacques Herzog【1950年4月19日生】とピエール·ド·ムーロン:Pierre de Meuron【1950年5月8日】。今や欧州フットボールクラブの間では引っ張り蛸のユニット。ロンドンには彼らの代表作のひとつテート・モダンがある。

第55話はアリアンツ·アレーナ。このバイエルン·ミュンヘンの本拠地も彼らが手掛けたスタジアム。菱形のブロックで組まれたファサード照明が透明の特殊フィルムで覆われた独特のフォルム。芸術的とは形容し難いがその機能美を目の前にすると畏怖さえ感じる。

2007年にフランク·リベリ:Franck Ribéry【1983年4月7日生】、そしてアリエン·ロッベン:Arjen Robben 【1984年1月23日生】が2009年に加入。共に2019年にチームを去る。
日本ではロベリーと表記する媒体もあったが、フランス語でRobbéryと表記されているのでロッベリーが正しいのか。発音は兎も角英語で「強盗」を意味するRobberyは、ゴールを強引に奪い取るこのデュオにはハマり過ぎ。2013年の欧州制覇に貢献したオランダ人とフランス人。個人的には、それまでのバイエルンの主役は常に自国のプレーヤーでなければならない的な固定概念を覆され、翌年スペイン人(カタルーニャ人)指揮官就任には更に驚く。


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日本では飲む機会が少ないヴァイツェンビール(小麦ビール)ではあるが、続けて飲んでいると、目先ならぬ喉先を変えた刺激が欲しくなる。BECKSはハンゼアティシュ·ピルスナーの代表格。大麦麦芽使用で強めの炭酸が如何にもドイツ北部のビール。

ペップも刺激が強過ぎたようで予想どおりフランツ·ベッケンバウアー:Franz Beckenbauer【1945年9月11日生】名誉会長から苦言を呈されたのは2014年。優勝候補筆頭ヨハン·クライフ:Johannes Cruijff 【1947年4月25日生-2016年3月24日没】のオランダ代表を下したFIFAワールド杯西ドイツ大会から丁度四十年の節目。ライバルのクライフが常々「美しくないサッカーにいったい何の価値がある。」と自身の哲学を語るのに対して、優勝トロフィーを手に入れた“皇帝フランツ”が満を持して放った言葉こそ「強い者が勝つのではない。勝ったものが強いのだ。」
クライフ直系のポゼッションスタイルにアレルギーを示したのも当然過ぎるほど当然。