Foot ball Drunke 〔125〕visiting『Ullevaal Stadion』オスロ / ノルウェー 

欧州の困ったウサギ達

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この夏は国内での予定が詰まっており次回の渡仏は11月。小学生の息子がサッカーに夢中になっていた頃自分も指導者をしていたので旅行の荷物に愛用のスパイクを忍ばせていた。


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パリ滞在中の日曜午前はアンバリッド広場に行くのが楽しみ。老若男女、異邦人だろうが下手糞だろうが関係ない。芝生の上でボールを蹴りたければ、誰でも仲間に入れてもらえた15年前。

そのアンリッド広場でのウサギ大繁殖が問題になっていると、先月ForbesJAPANの記事を目にした。2021年、パリ市はウサギを《害獣》に指定したものの動物保護団体からの猛抗議で撤回しているのだが、このウサギ問題は遥か100年前からウサギならぬイタチごっこ。

フランスのMARCHEで見慣れぬ肉があればウサギ。四本足ならば机以外は皆食べる中国を除けば、フランスは最もウサギを好んで食べる国ではなかろうか。


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日本人には馴染みの薄いノルウェーはNATO創設メンバーであっても国益と歴史·文化等の独自性も重視してEUには非加盟。英国のEU離脱に大きな影響を与えた。石油と石油製品が輸出品目の柱。海を隔ててお隣なのだから英国が最大の貿易市場となるのも当然。そんな北欧の大国の話題といえば今年20歳の誕生日を迎えたイングリッド・アレクサンドラ:Ingrid Alexandra【2004年1月21日生】王女。次期国王の父ホーコン王太子の長女は同国初の女王となる。2022年には代表ユニフォームを身に纏い国際親善試合にも出場されている。

王女の名前を冠するオスロの彫刻公園。国王と王妃の在位二十五周年を記念して、開園したのは2016年5月19日。最初に公開された作品がこの「困ったウサギ”Rabbit in Trouble” 。

2018年2月にはウェールズ公ウィリアム:William the Prince of Wales【1982年6月21日生】王子夫妻を当時14歳の王女がご案内する微笑ましい光景が報じられた。

未成年ということで公の場を控えていたのは昨年まで。ちなみにノルウェーでは、ビールとワインは18歳から解禁。二十歳になればスピリッツ系などあるゆるアルコールの飲酒が許可される。


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日本にも輸入されているノルウェーのビール醸造メーカーは、ホルダラン県ベルゲンのシュー·フィエル·ブリッゲリ。tjommiと書いてショーミと発音する。
そのラベルは二羽のウサギが向き合っているように見えなくもない。