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ハリルJAPANは安泰か!?~待ち受けるアジアの洗礼~

ハリルJAPANとしての初陣となったチュニジア戦に勝利し、順調ムードが漂う日本。本田や香川といった主力をベンチからスタートさせるなど、独自色を打ち出したハリルホジッチだが、彼の考えるサッカーはロシアW杯に繋がっていくのだろうか。
ハリルホジッチが考えるサッカーのメリットとデメリット、そして成功までの苦難の道を辿る。

☆堅守速攻は日本人に合っている

ハリルホジッチの考えるサッカーを一言で表せば、「堅守速攻」。細かくパスを繋いでポゼッションを高めていたザッケローニ体制とは違って、ハリルホジッチは長いパスを使う縦に速いサッカーを志向している。初陣となったチュニジア戦で永井や武藤、藤春といったスピード豊かな選手を起用したのも、縦へのスピードを求めての事だろう。
守備面では、「より激しく、アグレッシブに」がテーマだ。日本人の欠点でもあった寄せの甘いプレスを合流初日に指摘し、相手に自由を与えない激しいプレスを求めた。高い位置でボールを奪い、永井らのスピードを活かすショートカウンターに繋げるのが最大の狙いとなる。
チュニジア戦はハリルホジッチ体制が始まって間もない事もあり、攻守ともに迷いがあった。縦に急ぐのか、安全に繋ぐのかといった判断が曖昧になり、ハリルホジッチが求める攻撃を実現する事は出来なかった。

一方で、激しい守備には1つの希望を見出す事が出来た。ボランチにボールを刈り取る作業を得意とする長谷部と山口を配した事で、中盤でのボール奪取が増えた。彼らの展開力には少々課題が残ったが、中盤で相手の自由を奪う作業には成功していたと感じる。
永井も前線からのプレスで相手を苦しめていたし、フィットすれば規律を守る日本人にピッタリの守備戦術となるだろう。ただ、規律を守りすぎないように注意する必要がある。岡田JAPANの頃にも高い位置からのプレスをおこなっていたが、日本人は90分間を同じペースで戦う癖がある。
良く言えば規律を守っていることになるが、悪く言えば柔軟性が無い。海外の選手のように賢くサボり、スタミナを温存する作業が出来ていないのだ。岡田JAPANでは後半に足が止まり、相手に畳みかけられる場面が目に付いた。ボールを奪った時には疲労が出ており、まともにボールを扱える状況にはない事もあった。

こうした悪い部分を取り除けば、堅守速攻は日本人に合う戦い方となるだろう。実際に2012年のロンドン五輪でも永井や清武を中心とする堅守速攻は機能しており、安定した結果を残せる事も証明されている。スタイルの転換と同時に、ロンドン五輪組には本田ら北京五輪組を追い越すほどの勢いを見せてもらいたい。
そもそもロンドン五輪の際には、自分たちは弱者だという考え方からスタートした。世界を相手に戦うにはどうすればよいかと考えた末の答えが堅守速攻だったのだ(当時の選手のスタイルにもよるが・・・)。ハリルホジッチも2014W杯で最弱と言われたアルジェリアを決勝トーナメントまで導くなど、弱者を指揮する環境に慣れている。
日本を弱者と考えている訳ではないが、やはりブラジルやスペインといった世界の強豪と互角に渡り合うためには堅い守備が必須となる。少なくとも自分たちがポゼッションを維持し続けるのは難しく、相手の攻撃の時間が増える事を覚悟しなければならない。

彼らを倒して決勝トーナメントの上位に食い込む事を狙うのであれば、堅守速攻は最適な選択だ。ポゼッションで相手をリードする戦い方は理想だが、それが出来なかった際の別プランが無いのは厳しい。しかし相手に得点を与えない堅守があれば、相手にポゼッションを許す展開からも勝機を見出す事は出来る。
「勝ち切る戦い方」ではなく、「負けない戦い方」を実践できるようになれば、日本サッカーは新たなレベルに到達することが出来るだろう。

☆アジアNo1と世界の中堅という立ち位置

By | 2017-04-21T21:52:02+00:00 4月 1st, 2015|Categories: コラム, 日本代表コラム|Tags: , |0 Comments

About the Author:

大阪府在住 / 20代 / 趣味:サッカー観戦、カラオケ / サッカー歴:中学2年よりサッカーを始める。人生初の試合が0-12、チームとしてのシュート数0と歴史的な大敗となり、カルチャーショックを受ける。それ以降なぜ0-12で負けたのかを研究するようになり、気付けばサッカーオタクとなっていた。

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