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今夏の移籍評価 マンチェスター・ユナイテッド

 サー・アレックス・ファーガソンが勇退し、エバートンからデビッド・モイーズを新監督として招聘したものの、大チームでの経験の無さからかチームの舵取りを誤りチームは迷走、自身も途中解任されるなど、散々なシーズンを過ごしたマンチェスター・ユナイテッド。

 今シーズンはオランダ代表監督を勇退したルイス・ファン・ハール氏を招聘し、来期のチャンピオンズリーグ圏内入りを目指す。その為に実に昨シーズンの半数以上の選手を放出し、チーム内の面子を大幅に入れ替えるという荒療治に出た。この面子の中には香川やチチャリート、ウェルベックといった主力級の選手も含まれている他、有能ながら経験の無い若手をレンタルに出すという手法を用いているのは他の有力チームと同じである。

 そして獲得してきたのはレアル・マドリードからアルゼンチン代表のウィンガーであるディ・マリアを筆頭に、サウサンプトンから左サイドバックのルーク・ショー、アトレティコ・ビルバオからはエレーラ、スポルティング・リスボンからアルゼンチン代表CBのロホ、オランダ代表の守備的MF、ブリントをアヤックスなどから獲得したほか、移籍期限ギリギリでASモナコからファルカオを獲得するなど、超大型補強を行ってチームを再構成している。これでスタメンのほぼ7割がたは変更されることとなる。元々、毎シーズンきちんとした補強をしていればここまでの出費は要らなかったことを考えると、そのツケを一気に払っているとも言えるが、同時に2シーズンの間チャンピオンズリーグに出場できなかった場合には上場廃止すると言う約款がある為、保険としての補強の意味合いもあるようだ。

 将に背水の陣ともいえるこの大補強で、ファン・ハールはどこまでユナイテッドを導くことが出来るのか。移籍の評価はA+ではあるが、危険性もはらんでいるだけに予断を許さないものとなりそうだ。