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今冬の目玉はイスコ?アーセナル、リヴァプールが獲得を目指す

 今シーズンもハメス・ロドリゲスの獲得などで、少し露出の少なくなったかに見えるレアル・マドリード所属のスペイン代表MFイスコ(とはいえ、マドリスタはベイルよりもイスコの出場を望んでいるようだ)。

 だが、若きその才能を他のチームが見逃すはずもなく、プレミアのアーセナルとリヴァプールが6400万ポンドを移籍金として用意して交渉のテーブルに着こうと考えているようだ。

 レアル・マドリードは補強候補としてバイエルン・ミュンヘン所属のオーストリア代表MF、ダビド・アラバやブラジル、クルゼイロ所属のルーカス・ロメロをリストアップしていると言われている。

 その補強費用の捻出用としてイスコの放出を検討している、ということなのだが、この額ですらレアルは放出しないのではないだろうか?

 まだベイルを狙ったほうが現実味があるオファーだと思う。

 しかし、マケレレ、ディ・マリアと放出する訳が無いと思っていた選手が放出されている過去があるだけに、なまじ嘘ともいいがたいのも確かだ。

 だが、既にスペイン代表の顔とも言うべき選手に成長しつつある上、昨今ではテクニックがあるにも関わらず守備もサボらずに動くようになってきているだけに、いくら金を積まれてもイスコの放出だけはまず無いだろうと思われる。

 プレミアは過密日程な上に当たりも激しい為、特にスペインからイングランドに移籍した選手は苦労しているケースが多い。そういう意味でもこの移籍は誰も得をしない、最悪のものだといえる。

 そして何より、両チーム共に補強ポイントが間違っているのも気になるところだ。

 ボランチやセンターバックが必要であるにも関わらず、イスコの獲得に動くというのは首をひねらざるを得ない。

 守備もこなせるとはいえ、彼の本質はその攻撃力であって、守備に専念させるというのは本末転倒というものだ。

 さて、この移籍は果たして噂のまま終わるのか、オファーが正式に届くのか。注目してみてみたいと思う。