Foot ball Drunker〔19〕 visiting 『 Szusza Ferenc Stadion 』ブダペスト/ ハンガリー


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マデイラの韓流ストライカー、ハンガリーで敵将と再会

2017年4月1日。本来はウーイペシュトFCの本拠地でヴァシャシュSCとデブレツェニが対戦。この日91番は1アシストで勝利に貢献。


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ベンチに注目すると、見覚えのあるスキンヘッド。ポルトガル人監督レオネル·ポンテス:Leonel Pontes【1972年7月9日生】。

ソクが第二の故郷オランダを離れたのは2013年の冬。行き先はクリスチアーノ・ロナウド:Cristiano Ronaldo【1985年2月5日生】の故郷として知られるマデイラ島。リスボンから南西に約1000kmの位置。面積は741km2だから旭川市や新潟市と同じぐらいの広さ。
島内に在るの二つの蹴球倶楽部。過去に複数の日本人も在籍したマリティモとライバル関係にあるのがCDナシオナル。ソクは両クラブでプレーした唯一の東洋人となる。


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2014-15シーズン、マリティモの指揮官を務めていたのがポンテス。12月4日のダービーマッチ。ナシオナルの背番号9は前半で交代。この日はポンテスの目の前で良いプレーを披露できずともポルトガルの4クラブで計27得点の実績。ソクにとってもマジャール語ではなく、ポルトガル語で意志疎通が可能な指導者は、渡りに船。
フランスのトロワ在籍の2019年、兵務庁からの帰国要請に従わなかったとして、本年6月執行猶予判決が下されてしまった。
言葉の壁が立ち塞がりまねいた結果とはいえ、現在ソクは所属クラブに対して契約解除の違約金を支払い兵役義務を履行している。

甘口だけではない。欧州の旅でしか味わ得ない辛さ

写真はマデイラ島の銘柄コーラル。
そしてマデイラといえばワイン。アルコール度数は高め、途中で発酵を止めるためブドウの強い甘味が特徴。一方ハンガリー・トカイ地方の貴腐ワイン。貴腐菌と呼ばれる特殊なカビを付着させる独特の製法。菌が水分を抜き糖分だけ残すのでこちらも甘口で知られる。ただマデイラやトカイにも辛口がありバリエーションは豊富。数多くのボトルの中から自分の好みの1本が見つかるはず。

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