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盛り上がりに欠ける天皇杯 〜本当にこれでいいの?

 第94回 天皇杯全日本サッカー選手権大会準決勝は、11月26日(水)に行われた。

 清水エスパルスと、三冠のかかるガンバ大阪の試合は、味の素スタジアム(東京都)で行われ、一方のJ2対決となったジェフユナイテッド千葉とモンテディオ山形の試合はヤンマースタジアム長居(大阪)で行われた。

 ガンバ大阪(5-2)とモンテディオ山形(3-2)が勝利を収め、決勝進出を決めた。

 しかし、この試合には大きな問題点があった。

人が集まらない準決勝。

 「元日決勝」。この言葉を聞くと、多くの人はサッカーの天皇杯のことを思い浮かべるだろう。

 だが、今年の決勝は元日ではない。

 理由は、日本代表が出場するアジアカップ(オーストラリア)が来年の一月上旬に行われる。そのため、天皇杯決勝は12月13日に日産スタジアムで行われる。日本代表を配慮した結果だ。そこには問題はない。

 問題は強行日程と会場だ。

 静岡に本拠地を置くチームと大阪に本拠地を置くチームが東京で対戦。
 山形に本拠地を構えるチームと、千葉に置くチームが大阪で対戦。

 あれ?逆でやったほうがいいのではないのか?と思うだろう。
 まず、入場者数が少ない。味の素スタジアムに集まったのは6708人(JFAが公開する公式記録より)。ヤンマースタジアム長居にあつまったのは、2221人(JFAが公開する公式記録より)。席はガラガラである。平日開催であり、雨も降っていた。遠征するサポーターも少ないのも納得だろう。
 これが、Jリーグ3代タイトルの一つ。天皇杯の準決勝である。

過密日程。天皇杯のタイトルより残留

 清水エスパルスは、J1残留争いの真っただ中にある。そのためJリーグも残り2試合になり、確実に勝ち点を積みたい。
その中での、準決勝。
 
 指揮官は、11月22日のJ1リーグ、名古屋グランパス戦から先発9人を入れ替えた。中2日で、次節があることを考慮しメンバーを入れ替えた。戦力は落ち、敗退となった。
 一方のガンバ大阪も3冠を狙うことを考え、ベストメンバーで臨んだ。同じく、中2日で次節があるため、優勝争いに加わる青黒戦士にはコンディション面で問題があるだろう。