中堅国にはネーションズリーグを疎かにできない理由がある
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第百八話はゼニツァのスタディオン·ビリノ·ポリェ。あの日あの時は◼️2023年3月23日UEFA 欧州選手権EURO2004予選グループJ 第一節ボスニア·ヘルツェゴヴィナ代表対アイスランド代表。
予想外の大不調で二度も指揮官解任劇に見舞われても、ウクライナ代表と対戦するプレーオフの権利を得たのはUNL貯金のおかげ。UFFAネ-ションズリーグ(UNL)2022-23Bでは三勝一敗二分の好成績でグループA復帰。プレーオフ出場権は、UNLの総合ランキングを活用している為、Cグループの首位各国とDグループのランキング最上位にも権利を与えていたからユニーク。予選A組でノルウェーより順位が下のジョージアがプレーオフに駒を進めた。アーリン·ハーランド:Erling Håland【2000年7月21日生】の勇姿がユーロに無かったのも最初から決まっている規定だから止むを得ない。今回の北中米大会の台風の目になるのは間違いないだろう。また予選7敗1分のエストニアがランキング11位のポーランドに挑んだが5-1の大敗。これは下馬評通りの結果過ぎて苦笑した。
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タレント揃いの“青き竜”ズマイェヴィ
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このアイスランド戦でのズマイェヴィはウィーンで撮影した時同様、上下ウェアにストッキングまで紺一色。UNLの第一回大会2018-19最終戦ではオ-ストリア代表と対戦。エルンスト·ハッペルのピッチサイドでカメラを握っていた。A昇格を決めて歓喜するその姿に’16年大阪でのキリンカップ優勝が思い出された。
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14分と41分にラデ·クルニッチ:Rade Kurunic【1993年10月7日生】の連続弾にスタジアムは大歓声に包まれる。二週間前にUEFAチャンピオンズリーグ八強入りを決めたACミランの三十三番はトッテナム相手に中盤低い位置でプレー。それが背番号八を背負えばフィニッシャーへと変貌するユ-ティリティ。クルニッチはドリナ川の東岸フォーチャで生まれ育った。そのドリナ川の支流であり現在は国立公園を流れるのがスティエスカ川。この周辺で二次大戦中ヨシップ·ブロズ·チトー:Josip Broz Tito【1892年5月7日生-1980年5月4日没】率いるパルチザンがドイツ·イタリア軍の包囲される絶体絶命の危機。それでも多くの犠牲者を出しながら包囲網を突破して壊滅を免れると、そこから反撃に転じイタリアを降伏させる。歴史のタ-ニングポイントとなった場所。
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