127〗Stadio Cornaredo / ルガ-ノ

ザンクトガレンの悲劇から二年 住民投票で可決された新スタジアム構想

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2017年末にルガーノ市から発表されたのは、一万人規模のスタジアムに四千人収容の多目的アリーナ、コルナレド地区の行政サービス施設も含めた四棟の住宅用建物とツインタワーの開発プロジェクト。地元のエネルギー企業「Aziende Industriali di Lugano (AIL)」がネーミングライツを取得した。この事業予算は3億7,400万スイスフラン(3億5,860万ユーロ)。ルガノ市民によるの住民投票が行われたのは2021年11月。市民の投票率は62.52%、約11,954人の市民がこの計画に賛成票を投じ、反対の票も9,089人と少なくはない結果に。6月5日の杮落としは女子代表がマルタ代表とワ-ルドカップ予選での対戦に決定している。直接民主制のスイスでは政策の決定に国民が決定権を有する。具体的には議会で可決された法律でも、100日以内に五万人以上の署名で、有権者が否決できるのがレファレンダム。日本では前述の大阪都構想が二度の府民投票は何れも否決されたがあきらめてはいない様子。
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98年11月21日シ-ズンのJリ-グチャンピオンシップ。旧国立にて磐田のホ-ムゲ-ムが開催されたのは筆者を不憫に思ってくれたからではない。前年のチャンピオンシップではチケット完売時、購入できなかった希望者が推定一万人レベル。苦悩の末の決断には当時の財政事情がある。横浜フリューゲルスは親会社の撤退により、マリノスとの合併が発表され実質的には消滅。高額年棒を払えずブラジルに帰国させてしまった為、最後のセレソン対決となった。大きな時代の節目となる首都国立決戦は関東在住の鹿島サポーターを取り零す事なく売上に結びつけ、この日の観客数は四万人を超えた。磐田がホ-ムアドバンデージを失っての敗戦とは思いたくない。勝負の世界にタラレバは禁物だが、そもそも徳川幕府を江戸ではなく地元三河に創っていればその後日本の首都も江戸/東京とはならず、おそらく頭を抱える必要はなかったと考えるのはちょっと無理があるか。〖第百二十七話了〗
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