157〗Sankt Jakob-Park/ バ-ゼル

’22年カタール大会では日本代表と同じくベスト16進出。バ-ゼル出身のムラト·ヤキン:Murat Yakin【1974年9月15日生】監督のもとブラッシュアップしたチ-ムづくりも日本代表と共通する。その名前が示すとおりトルコ系スイス人の指揮官は、「審判のミスが我々を罰した」と怒り爆発。


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VARを見る限り明らかにエンボロのシミュレーション。そしてエリア内であろうが離れていようがイエローが出されるのもル-ルどおり。では何をヤキン監督はミスと指摘しているのか。それはパレデスに対して出されたカ-ドに問題がある。そもそも一枚目はパレデスへの接触でイエローが出されている。主審はパレデスがやり返したと思ったかもしれないが、ここは試合の結果を左右する重要な局面でも位置でもないのだから流して然るべきところ。しかしいきなりカ-ドを出してしまったからVAR判定に。このシミュレーションの反則。ファウルと異なり被害者は相手選手ではなく欺かれた審判になる。結果退場の罰則を受けたエンボロにSNS上では批判が殺到していた。確かにほめられる行為ではないが同情しないこともない。一枚目のイエローからして既に嵌められたようなもの。メッシにイエローを要求されて主審が従ったようにしか見えない。
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神の手ゴ-ルが正統なゴ-ルよりも評価される文化を理解できない日本人

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アルゼンチンのサッカーは、勝つためにルールや審判の心理を最大限に利用する点において頭抜けている。ブラジル人のずる賢さ=マリーシアともやや質が異なる。まずファウルをするのも逆に貰うのも上手い。そして審判へのプレッシャーのかけ方が絶妙。審判に詰め寄って猛烈に抗議するのやり方は、近年主将だけに制限されるようになって、目にする機会は減った。数で潰さなくても自分達に有利になるよう誘導するのは相変わらず。挑発してイエローやレッドを引き出す事を常に意識してプレ-をしているようにさえ見える。
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アルゼンチンの社会及び文化に根付いたビベサ·クリオージャ:Viveza criollaなる言葉は独自の奔放な生き方を表す慣用句。貧困で教育や公共サービスが受けられない環境では、人に迷惑をかけたり、時にはルールを破ったりしてでも、自分で解決して逞しく生きなければならない。困難な状況や不安定な社会を生き抜くためのサバイバル術として発展した歴史的背景が潜んでいる。ポジティブな部分では機転が効いたり創造性に優れた点を指す一方、他者を出し抜いたり陥れるネガティブな部分が表裏一体となり得る危険性を含んでいる。アルゼンチンの強さは戦術や技術、体力とは別に相手や審判の心理を操作する術であり、これはスポーツマンシップ以前に道徳を重んじる日本人には真似できない文化の違いに他ならない。
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ヘルツォーク&ド·ムーロンはその輝かしいキャリア初期にヨーゼフ·ボイス:Joseph Beuys【1921年5月12日生-1986年1月23日没】影響を受けていると聞く。1978年にバーゼルでのカーニバルでボイスの作品を取り入れた企画しており、その思想や概念的アプローチを建築の基盤として取り入れた。ザンクト·ヤコブの地下にはショッピングモールが営業しており、高齢者用の集合住宅が併設されているから、居住者専用の観戦エリアからの試合見たさに訪れるお孫さんもいるだろう。
このサッカー観戦する場所を日常生活と結びつけたあたりは確かにボイスっぽい。