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王者の牙城が崩せないローマ

 イタリアのビッグクラブの1つにASローマがあるが、近年ユベントス、ミラン、インテルなどの他のビッグクラブの牙城が崩せずリーグ優勝から10年以上遠ざかっている。

中田英寿が所属していたシーズンに優勝して以降、2位〜8位の間でおさまっているが、

昨シーズンは久しぶりに2位で終えることができた。

 昨シーズン、ローマは開幕から10連勝をし、内容も結果も周囲の予想を上回る結果を出すことができた。従来であれば優勝できる勝ち点であり、現状のメンバーからしたら良い結果だったのだが、シーズンで25失点という堅守と1試合に2点ペースで点が取れたことも大きい。
 その理由としては、獲得した選手が当たったというところが大きいだろう。デ・サンクティス、ベナティア、マイコン、ストロートマン、ジェルビーニョの5人が、加入したシーズンにレギュラーを獲得し、スタメンの半分を入れ替えてそれが上手くいったのだ。
 特にベナティアはセリエA最高のセンターバックとも呼ばれるようになり、ジェルビーニョは突破力と得点力を見せた。また、既存のメンバーも活躍した。ベテランのトッティもまだ第一線で活躍し、デストロは得点力で覚醒した。ピャニッチもベストイレブンに入れるくらいの活躍はした。

 今シーズンも多くの選手の加入が決定している。エラス・ヴェローナからイトゥルベ、ミランからエマヌエルソン、キエーボからストイアン、フェネルバフチェからウチャン、バレンシアからケイタ、チェルシーからA・コールを獲得している。特に実績を残したベテラン選手を多く取っている印象だ。ケイタやA・コール、エマヌエルソンは実績があるのでハマれば即戦力に成り得る存在であり、昨シーズンブレイクしたイトゥルベにも期待しているだろう。ウチャンとストイアンは将来性を見込んだ獲得だろう。メンバー的にはベテラン選手が多くなってきたが、昨シーズンよりメンバーが充実しており、放出がない限り、上位を手にすることはできるだろう。
 インテル、ミランが弱くなってきている中、ローマの見ている所は王者ユベントスだけだ。