ハムシ名物の街で有終の一花を咲かせ燃え尽きたハムシク
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イスラム教の戒律で御法度の豚肉はないから日本だとビーフとチキンが主流。本場トルコではラムもある。生態系や農林業へに悪影響を与える野生の鹿の肉を用いたジビエが強く推進されている日本では鹿肉のケバブをお薦めする。駆除·廃棄するのではなく、美味しくいただき環境を守る一石二鳥。カットした薄切りパンの上に薄切りの肉とドネル·ケバブにトマトソース、溶かしバター、ヨーグルトを合わせる食べ方はイスケンデル·ケバブ:İskender Kebab。これはブルサ発祥なので各地域でソースのレシピが微妙に異なりこそすれケバブ屋さんがどの街にもあるに違いない。
今でこそドネルが定着しているが二十年前だったらシシ·ケバブ:Şiş Kebabのほうが知られていた。串に刺して肉を炭火で焼き上げる。トルコ語でシシ:şişは串のこと。テレビ朝日系列ドラマ『サラリーマン金太郎』主題歌にもなったゆずの楽曲
『シシカバブー』発表は2008年。ブーと語尾は伸ばすのがミソ。これこそシ鹿バブーで良い気がする。この頃にはアニメ·ゲーム文化の聖地である秋葉原はまたの名をケバブの街としてイメージが定着する。
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ケバブ好きが集まり、学校の部活動のようにケバブ店巡りを楽しむスラングがケバ部。今回の表紙はI’Rinkのお二人。左は白石るりかさん 右はリーダーでケバ部長の桜みりんさん。彼女の頭の上に肉塊が入るアングルに拘ったツーショット。
トラブゾンでもケバブは人気のようだが黒海沿岸地域ならばやはり海産物。トラブゾンの名物は片口鰯。別名背黒鰯のことでダシをとる煮干しとアンチョビでお馴染み。釜揚げシラスや干したちりめんじじゃこなど稚魚のほうが日本の食卓で見掛ける機会は多いのか。トラブゾンでの食べ方は小麦粉をまぶして、フライパンで香ばしく揚げ焼きするシンプルなものだがビールのつまみにはよい。
ASモナコ戦ではダブルボランチの一角として58分間プレーしたハムシク。翌23年2月に突如モヒカンをばっさりと切り落とすのだが、この頃はツンツンに尖った髪型も健在。
片口鰯はトルコ語ではハムシ:Hhamsi。ハムシク:Hamšík
がやってきたのは前21年、IFKヨーテボリからの移籍。シ鹿バブーとハムシの街にハムシク。この駄洒落が言いたいがゆえに今回の原稿を書いたと言えなくもない。
さてこのパパラ·パーク。二百以上見て廻った欧州のスタジアムでも海に近いロケーションでは三指に入る。既に第114話でイタリアはヴェネツィアのスタディオ·ピエル·ルイジ·ペンツォは紹介済。そして残るひとつは次回182話にて登場する。〖第百八十一話了〗
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⏹️写真/テキスト:横澤悦孝 ⏹️モデル:白石るりか 桜みりん