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流浪の宮市、ついにアーセナル解雇。ザンクト・パウリに完全移籍

こうして書いていても実に胸が痛む。
16歳から22歳までの一番の伸び盛り。
彼はサッカー選手として何も成していない。
そして高校からいきなり欧州へ行ったため日本国内とのチャンネルもない。
そのためJリーグでの実績がないことが、逆に彼を不幸にした。
それが同世代の宇佐美や武藤とまったく違う道を歩ませた、しかも過酷な道を。

現実問題として宮市の実力は不透明だ。
彼のせいかどうかは関係なく、実績の無さが必然的に彼をその点で追い立てる。
ハリルホジッチ監督が警告したように、海外=栄光ではなく、
こうした不幸もあるのだ。
しかもアーセナルが逆にここまで契約を引っ張ったのは、市場の原理が働いていると欧州では一部で噂されている。
その要素は排除できないが、それが彼の責任かというと、それはわからない。
彼が欧州にこだわり今回もドイツへの道を選んだのには彼なりの理由があるのだろう。

しかし現実として代表は遥か彼方にある。
22歳とはいえ、スタートライン、そのラインが曲がりに曲がってもはや彼の才能の図るべき尺度も霧の中に入ってしまったようだ。

才能のある選手を活かすのは誰の責任なのだろう?
その疑問は簡単には解決できないことなのだろうか。

しかしその本人に何もかも投げてしまうことがプロフェッショナルということだとすれば、
それは選手を単なる消耗品にさせてしまい、
サッカーファンとして一番忌むべき行為だと信じたい。