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サンダーランド、残留をかけアドフォカート氏を招聘。悩めるチームを救えるか?

 不振に陥り、なかなか浮上のきっかけを掴めないサンダーランドは、グスタボ・ポジェ監督を遂に更迭するに至り、後任としてオランダの名将、ディック・アドフォカート氏を招聘することを発表した。

 ブラックキャッツは現在、降格圏ギリギリの17位に沈んでおり、得点力にも乏しい上に守備が堅いわけでもないという非常に苦しい状況にある。

 その上、チーム内得点王であったアダム・ジョンソンが未成年者との性的関係を持ったとして逮捕されるなど、チーム内は揺れに揺れている。

 これを立て直すのは容易なことではないだろう。

 しかし、現在の戦力を見る限りでは降格をするような陣容ではない。

 リカルド・アルバレスやセバスティアン・コアテスといった代表クラスの選手をローンで獲得しており、現有戦力との組み合わせ次第ではプレミア残留は充分に果たせるだけのチーム力を有しているはずだ。

 中小クラスの戦力を上手く組み合わせて戦力に劣るチームを強化することに優れている同監督だけに、チームからの期待は高い。

 契約はシーズン終了までとなってはいるものの、成績次第では契約延長も充分に考えられる。

 噂ではシーズン終了までをアドフォカート体制で乗り切り、来シーズンはチェルシーやヴォルフスブルグなどを率いた元イングランド代表監督であるスティーブ・マクラーレン氏を起用するというものもあるが、そんな噂を吹き飛ばすような成績を上げ、自身の体制を継続させることが出来るか?

 名将のイングランドでの挑戦は始まったばかりだ。