ウーゴ·ヴィデモント:Hugo Vidémont【1993年2月19日】は、マルセイユ出身。これまでのキャリアはフランスの二部を主戦場に2017年冬にポーランドの強豪ヴィスワ·クラクフで8試合3アシスト。現在は膝を負傷し長期療養で浪人中。ジャルギリスでの2年間がキャリアのピークになってしまうのか。
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2021年7月27日UEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選2回戦セカンドレグ。対戦相手はハンガリーのフェレンツヴァロシュTC。
アディショナルタイムにプレスキッカーとして記録したアシストがこれまで欧州CLで残した唯一の記録。
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この試合にはリトアニア代表カロリス·ウゼラ:Karolis Uzela【2000年3月11日生】もスタメンフル出場。
2018-19シーズンにSPALのユースに所属、イタリアで磨かれた才能も現在はFKカウノ·ジャルギリスで伸び悩んでいる。
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大国の脅しにも屈しない小国の信念とプライド
リトアニアのサッカーを取材すると話したら、強いの？面白いの?と聞かれる。強くはないが面白くなくはない。
競技的な面白さではなく、文化的な面白さといえば伝わるだろうか。そしてプレーヤーとファン·.サポーターが胸に記したエンブレムの誇りと、胸に秘めたプライドこそ数字の大小で計れるものではない。
欧州唯一となる「台湾」の名称を冠した代表処をヴィリニュスに開設したことで始まった中国からの経済制裁。先週二年ぶりに解除されたと吉報。
中露の二大大国に対しも強硬姿勢を崩さないリトアニア。ナチスやソ連に蹂躙された歴史から人権を尊び反覇権主義を貫く価値観外交は次世代にも受け継がれていく。[第61話了]
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◼️写真/テキスト:横澤悦孝 ◼️モデル:土屋麻佑