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もがき苦しむ日本のジーニアス ~大切なのは「勢い」~

世界でも必ず通用する選手と考えられていた。そして24歳の夏、柿谷は満を持して海外へ飛び立った。興味深かったのは、柿谷が選んだリーグがスイスだった事だ。清武や乾などセレッソからブンデスリーガへ移籍した日本人選手が多い中、なぜか柿谷は少しレベルの落ちるスイスを新天地に選んだ。
「セレッソのヤツらと一緒の道を辿りたくなかった」と柿谷は 冗談交じりに話しているが、恐らくはスタメンを確保しやすいレベルのチームを選んだのだろう。天才にしては慎重な考え方だが、彼は過去の経験から慎重に物事を判断するようになったのだろう。
ところが、安泰の地であったはずのスイスで思わぬベンチ生活を強いられている。そこに待っていたのは柿谷と同じようにバーゼルを踏み台にビッグクラブを狙う若武者たちとの熾烈なスタメン争いだった。