そして16分、左サイドで攻守が切り替わった瞬間にフリーとなった杉田へパスが通り、ワンタッチで前を向いてゴールを確認した杉田は右足を一閃。強烈で豪快なだけでなく、やや前へ出ていた相手GKの頭上で鋭く落ちるドライブミドルシュートが決まった。
24分には、自陣でボールを奪ってからカウンターを発動。右サイドのスペースへ大きくフィードしたボールに杉田が反応。フェイントでタメを作り、絶妙の精度とタイミングでニアサイドに走り込んだ佐藤へ低いクロスを供給。華麗なワンタッチでゴールに押し込んだ佐藤の移籍後初得点で一気に2-0。
前半はその他にも杉田がドリブルで中央突破を仕掛け、パス交換から自ら技巧的なループシュートを狙う惜しい場面も。逆にエルフェン埼玉のシュートを終了間際の1本に抑える的確な試合運びで前半を折り返した。
後半、2点ビハインドのエルフェン埼玉が選手変更とシステム変更により攻勢に出て来たため、伊賀は押し込まれる時間もあった。
ただ、逆に前掛かりになった相手の裏はスカスカで、難しいパスを狙う必要もなく冷静に正確なパスを通せば決定機が生まれた中、伊賀は杉田が左クロスからフリーのシュートを外してしまうなど、トドメの1点を決めきれず。
それでも初先発の左SB竹島が健闘し、彼女の隣を守るCB大橋実生が決定的な場面で間一髪のシュートブロックに入るなど、守備陣が大活躍。
決定機を逃し続けて来た伊賀だったが、佐藤が途中交代でピッチを後にした事でFWへと繰り上がったMF小嶋美舞が佐藤と異なった持ち味を発揮して魅せた。
84分、左サイドでボールを受けるとキープに入ると思いきや、ぺナルティエリア内でさらにゴールに向かってドリブル突破を開始。4、5人のDFを引き連れながらゴール前至近距離まで持ち込み、軽快なドリブルシュートが決まって3-0。続く93分には大きなクリアボールに反応して前線でボールを収め、最後は杉田がしっかりとDFを引き付けてからのラストパス。GKを冷静に交わした小嶋が無人のゴールへと蹴り込み、4-0。