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EURO2016開幕!注目の戦術的トレンドは?【後編】スペイン流パスサッカーVSゲーゲンプレス?新戦術?

 ただ、このゲーゲンプレスを名付けたクロップ監督がこの戦術を導入したキッカケは、「バルセロナの守備の部分をコピーした」と本人が証言している。
 日本ではバルセロナのサッカーをパスサッカーだと捉え、パスワークや攻撃の仕掛けにのみ特化した戦術論を語る識者や、それを指導する監督ばかりだが、ドイツは守備の部分に特化したのだ。
 
 振り返ると、ゾーンプレスを完成させたACミランにも、当時のセンターラインにはフリットとファン・バステン、ライカールトのオランダ・トリオが必要不可欠な軸としてプレーしていた。
 トータル・フットボールに対抗するためのゾーンプレスでも、トータル・フットボールの申し子3人が軸になっていたのだ。
 最強の相手に対抗するには、相手をリスペクトする意味でも相手を研究するのはもちろん、部分的に取り入れる事で、新戦術となる対抗策を打ち出していくのだ。