その後も紆余曲折ありながら、この路線のサッカーをクラブとして追求し続けて来た。2008年にはシャビ・エルナンデスとアンドレス・イニエスタというバルセロナの下部組織出身である稀代のMFコンビを軸に、スペイン代表がEUROを制した。
そして、EURO優勝を経た2008年の夏、バルセロナにはクライフ時代に攻守の要として活躍していたジョゼップ・グアルディオラが監督に就任した。
ミケルスやクライフが紡いできたトータル・フットボールは、グアルディオラによって現代版にアップデートされ、ボールを失った後の即時奪回やカヴァーリングという守備面も修正されていた。
ボールを失っても直ぐに奪い返せる事は、守備力のアップはもちろん、攻撃の時間が増える事を意味する。攻守にブラッシュアップされた“ペップ・バルサ”は2009~2011年にリーグ3連覇、2度のCL優勝を結果以上の完璧な内容で成し遂げた。
ただ、この最強バルサ相手に斬新な戦術を持って対抗して来たチームがあった。