ユルゲン・クロップ(現・リヴァプール監督)率いるボルシア・ドルトムントだ。
クロップのドルトムントは2011,2012年と国内リーグを2連覇し、翌年にはCLでも準優勝。そのドルトムントが決勝で敗れたのは、ドルトムントに過去2年間も国内タイトルを独占されたバイエルン・ミュンヘンで、部分的にドルトムントの戦術をコピーする事で2013年に3冠を達成した。
クロップが名付けた“ゲーゲン・プレス”なる戦術。ドイツ語の“ゲーゲン”は日本語で「カウンター、逆」などと訳す事ができる。つまり、「逆プレス」、「カウンタープレス」という意味だ。
プレスの逆とは?つまり、ボールを保持している時からプレスの準備を戦術として成立させている事になる。
コレがただのハイプレスならば、ボールを持っていない状態が主語になってしまうが、ゲーゲンプレスは違う。相手がボールを奪ってカウンターに出ようとした瞬間こそが、「最も得点を奪うチャンス」だとクロップ監督等は考え、この瞬間の攻撃から守備への切り替えで再びボールを奪い返す。
そのため、主導権を握りながらプレッシングを準備する事が重要なのだ。