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目指すはサンフレッチェ広島のMF青山敏弘!【ASハリマ・アルビオンMF武田裕季インタビュー】

―――その後に大原学園JaSRA女子サッカークラブに加入されました。現在はなでしこリーグ1部の『AC長野パルセイロレディース』となったチームですが、ちょうどパルセイロとなるタイミングまで在籍されました。武田選手は専門学校に通う1人の学生さんだったのですか?
(武田)「そうです。ちょうど専門学校生としての卒業だったので、その時の大原のカテゴリー(当時・なでしこリーグディビジョン2、現・2部相当)も考えて、『より高いレベルのカテゴリーで勝負したい』という事を当時の指導者にも伝えました。それで1部の伊賀フットボールクラブくノ一に加入する事を決めました。」

伊賀FCくノ一で出会った偉大な2人のボランチ

―――先日(インタビューをする約1カ月半前)、伊賀でくノ一vsハリマの練習試合を拝見したのですが、その試合をご覧になられていたサポーターや武田選手が在籍していた頃からのスタッフの方からは、「あれがタケ(武田の愛称)なの?すっごく成長していて嬉しいな!」と仰る方々が多くおられました。
(武田)「ホントですか?嬉しいです。」

―――あの頃の伊賀には、宮本ともみさん(2012年限りで現役を引退。現・U-16/17日本女子代表のコーチで、現役時代は国際Aマッチ77試合出場)という偉大なボランチが在籍されていました。伊賀での武田選手はDFとしてプレーされていましたよね?
(武田)「伊賀ではサイドバックやセンターバックとしてプレーしていて、最後の年(2012年)は、キック力を買ってもらっていたのでボランチをやっていました。ただ、宮本さんや那須麻衣子さん(昨季限りで引退した元日本代表MF)のようなレベルの高い選手がいて、ボランチとして試合に出れることが、なかなかありませんでした。」

―――当時を知るサポーターやスタッフの方々は、武田選手が『ボランチなんて難しくてできない』と言っていたのが印象的だったようなのですが、そこからどうやってボランチとしてのプレーを克服して行ったのですか?
(武田)「ボランチはプレーの要求レベルが高いですし、同じポジションにあんなに巧い選手(宮本さん&那須さん)がいたら敵うわけもないし、自分がボランチをやる意味がよく分からないというのは凄く感じていました。ただ、キック力を買ってもらっていたのも分かっていたので、それをなかなか活かせなかったというのもあります。なので、当時は『DFのままで良かったかな?』と思ったりもしていました。」

―――その後、地元・広島で立ち上がっていた創設2年目のアンジュヴィオレ広島へ加入されました。中国リーグなので、カテゴリーを3つも落とす移籍でしたが。
(武田)「実は、『ボランチでプレーする事』、を条件にアンジュへの加入を決意しました。伊賀でのボランチ経験も活かしたいと考えていましたし、それを試合経験を積みながら発揮したいと考えていました。それでもアンジュでは監督交代や守備陣が薄くなって来た事もあって、最後の方はDFとしてのプレーが多くなりました。」

―――現在はボランチでもDFでもどちらでも対応できると思いますが、ポジション的にはどちらで勝負したい!など希望はありますか?
(武田)「全然ポジションに拘りはないですし、監督の要望に応えられれば良いかな、と考えています。」

目標は青山敏弘!現在は“森崎和幸役”担う1人2役

―――武田選手はサンフレッチェ広島がお好きですよね?アンジュ時代からのチームメート・葛馬史奈選手(上記写真9番)と一緒によく現地観戦されていたと伺いました。2015年のJリーグMVPのMF青山敏弘選手のような大きな展開をされますよね?
(武田)「はい、好きですね。もう青山選手はメッチャ憧れのような存在で、田渕監督にも、『青山みたいなフィードをしろ、裏の狙い方とか参考にしろ!』と、よく言われています。
他にも、『(青山とボランチでコンビを組む)森崎和幸選手のように最終ラインに下がっていって繋ぐ役割を担え』とも言われていて、『その2つの役割を両方できるようにしろ』と、ずっと言われています。」

―――ずっと憧れている選手や好きな選手、「この選手のプレーをアイデアにしてる」というような選手はいますか?
(武田)「シャビ選手(・エルナンデス/現カタール1部・アルサッド所属の元スペイン代表MF)と(アンドレス・)イニエスタ選手(現スペイン1部・バルセロナのスペイン代表MF)ですね。憧れはその2人で、理想や目標が青山選手ですね。」

―――“青山敏弘”や“森崎和幸”と、いう具合に固有名詞を用いて指導されるとイメージも付きやすいので良いですよね?
(武田)「監督は私が広島出身でサンフレが好きなのも知っているので、そう言ってくれていると思います。分かり易くて良いですよ。」

―――ハリマとアンジュは同じ頃に創設されたチームですが、毎年のように監督が変わっているアンジュに対して、ハリマはずっと田渕監督が率いています。
(武田)「良い事だと思います。やりたいサッカーが明確ですし、監督がやりたい事をずっといる選手が確実にチーム力を積み上げていけるので。」

―――リーグカップはグループリーグ敗退が濃厚(その後、決定)となってしまいましたが、約1カ月後にはリーグ戦も再開されます。クラブにとっては初の1部昇格へ向けての抱負をお願いします。
(武田)「今は4位につけて中断期間に入っているので、1つでも順位を上げられるように、1部昇格がもっと現実的に狙える位置に行けるように、1試合1試合頑張っていきたいと思います。」