33〗Zirineio Municipal Stadium / キフィシア

勝手に比較されたらストライキがまた起きる

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明後日から水無月。二週間後にはFIFAクラブワールドカップ2025が米国で開催される。浦和レッズ初戦の相手は、ブエノスアイレスの名門リーベル·プレート。アルゼンチンの首都からはボカ·ジュニオルズも参戦する。そして第三のクラブ、九年前のコパ·リベルタドーレス2014で南米一の栄冠に輝いたCAサン·ロレンソ·デ·アルマグロは出場しないものの、深刻な財政難による給与未払いが続き、堪忍袋の緒が切れた選手達によるストライキが敢行された。アルゼンチンでは八十年代度々発生していたらしいが南米のことは詳しくない。フィンエアーが今月、計四回もの組合によるストライキを実施したことで四百を超える便が欠航した。六月を跨いでも二日と四日にストライキを予定しているヘルシンキ·ヴァンター国際空港。フィンランドは国連が毎年発表する《World Happiness Report》では不動の一位に定着。世界一幸福な国の異名で知られる国だから頻繁にストライキが起きると聞いて意外に思うかもしれないが、やることはしっかりやる。
しかし欧州でストライキ王国といえば間違いなくギリシャ。列車事故から二年を経た二月二十八日には数十万人がストライキに参加してアテネなどで抗議デモが行われた。先月十日にはフェリーと航空旅客機は欠航、アテネ市内の公共交通機関は部分的にしか運行されておらず、その五日後には新たな規制に対してお怒りのタクシードライバー達も抗議のストライキを実行している。そして我国の首相からは予算委員会で、日本の財政事情は極めて悪く 「ギリシャよりもよろしくない状況だ」と名指して比較されてしまったギリシャ。
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