しかし、宇佐美が代表に呼ばれることはほとんど無かった。呼ばれても出場機会は無く、期待された2012ロンドン五輪でも宇佐美はベンチスタート。まるで宇佐美という才能の花が枯れていくかのような日々であり、宇佐美の名前を口に出す日本人はほとんどいなくなった。
バイエルン、そして日本代表のザッケローニに共通していたのは、「宇佐美は守備の出来ない選手」という考えだ。攻撃面では頼れるFWだが、守備をこなせない。サイドハーフで起用される以上、現代サッカーの摂理に倣って守備にも走らなければならない。
宇佐美がよく口にする「ロッベンとリベリの守備参加はスゴイ」という言葉も、世界のトッププレーヤーが守備に奔走する姿を目の当たりにしてのものだろう。彼がドイツで学んだ事は守備面の方が多かったはずだ。