プレミアリーグ、セリエA、リーガ・エスパニョーラ、ブンデスリーガがヨーロッパのビッグ4と呼ばれるリーグであり、その下に多くの選手がステップアップの場にしているフランス・リーグ1、オランダ・エールディヴィジ、ポルトガル・プリメイラリーグがある。
また、ロシア・プレミアリーグもUEFAランキングの順位が上がってきており、エールディヴィジを抜いているため、このポジションに入るリーグのひとつと言ってもいいだろう。
本田を始め、かつて多くの日本人がいたエールディヴィジは、本田がUEFAランキングで1ランク上のロシアに行き、その後セリエAへとステップアップ。吉田はプレミアリーグへ、ハーフナーはリーガ・エスパニョーラへとステップアップした。
しかし、近年オランダリーグに所属するのは2部に低迷するVVVフェンロの大津だけとなってしまった。本田がブレイクした後では、日本人の人気が一時的に上がり、宮市、吉田、ハーフナーなどが活躍したが、今はブンデスリーガほど日本人を重要視していないというのが現状だ。ただ、ヘーレンフェーンが宮市を獲得リストに入れたとの報道があった。宮市が当たりの強いプレミアで怪我ばかりしている現状を見ると、移籍してくれればフェイエノールト時代の活躍をしてくれるのではないかと期待している。
また、エールディヴィジはオランダのリーグであり、当然優秀なオランダ人を輩出している。オランダ代表のトップ選手は、エールディヴィジ経由でビッグクラブの移籍を果たしている。当然、ここでプレーすればビッグクラブは見てくれているということだ。
次に近年UEFAランキングで5位になったポルトガルリーグだ。こちらもクリスティアーノ・ロナウドを始め、数々の名選手のステップアップの場になっている。今季は特にJリーグからスポルティング・リスボンに移籍した田中順也に注目が集まる。移籍金を83億に設定し、世界に驚きを与えた田中順也だが、2試合で4得点と、それに相応しい活躍をしている。
普段はビッグ4ばかりに目が行くが、1ランクレベルの落ちるリーグも未来の原石を探す見方をすれば、通なサッカーファンは楽しむことができるだろう。