156〗 Jan Breydel Stadion / ブルッヘ


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このシ-ズンのKSCロケレンはUEFAヨーロッパリーグ(EL)に参戦。三日前にウクライナのメタリスト·ハルキウに1-0で勝利していたから日程はハ-ドでも勢いがある。一方アウェーチ-ムはKVオ-ステンデ。こちらで注目するのはこの人しかいない。背番号5は左サイドバックのヨルダン·ルカク:Jordan Lukaku 【1994年7月25日生】二十歳。当時はU21代表でも一年後にはA代表デビューを果たす。EL得点王に輝いた兄に勝るとも劣らぬ逸材。
しかしこの試合で気になったのがロケレンの二十番。遠目に見ても百九十センチを上回る長身ながら足元が柔らかく巧い。両足を使えているので利き足がどちらか判らなかった。それがヴァナケンの第一印象だった。
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あの日あの時は◼️2015年10月28日ジュピラ-プロリ-グ第13節クラブ·ブルッヘ対オード=ヘーヴェルレー·ルーヴェン。二万九千人収容のスタンドは平日開催でも八割埋まっているからベルギー屈指の人気クラブと聞いていたが嘘ではない。1891年の創立以来、国内外の名将がブラウ·ズワルトを指揮している。傑物エルンスト·ハッペル:Ernst Happel【1925年11月29日生-1992年11月14日没】の七十年代は、六十過ぎの爺でも流石に知るはずもなく、個人的には2007年就任のジャッキー·マタイセン:Jacky Mathijssen【1963年7月20日生】とその後任として’09年に就任したオランダ人アドリー·コスター:Adrie Koster【1954年10月18日生】の二人が強く印象に残っている。マイセンは’09年11月に電撃解任されたセルビア人指揮官に変わってロケレンの監督に就任。両者は翌月対戦しており0-1でコスタ-に凱歌が上がっている。
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この日OHルーヴェンを率いて古巣の本拠地のピッチサイドに立ったのがマタイセン。レンズを向けると、かつてブルッヘとルーヴェン両クラブのユニフォームを袖を通した若きストライカーの記憶が蘇り、指揮官の心情を察すると居た堪れない気分に。
クラブブルッヘでは23は永久欠番とされる特別な数字。日本では僅かに降る雨を涙雨と表現するが、このスタジアムはかつて本物の涙で溢れた日があった。