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【インタビュー】バニーズ京都SC・DF酒井望~”左利きの左SB”としての視点『【連載】サイドバックから考える現代サッカー(特別編)』

「自分は1部から3部のリーグを経験してますが、まだ昇格や降格を経験したことはありません。たぶん凄い緊張感のある戦いになると思います。でも、だからこそ『絶対に昇格を経験したい!』と、そう思っています。それが試合に繋がりますし、勝って昇格するためだけにやっていきたいと思います。応援よろしくお願いします!」

【プロフィール】

名前:酒井 望(さかい のぞみ) 
ニックネーム:のみ
生年月日:1989年8月1日(28歳)
出身:滋賀県栗東市 身長:156cm 体重:51kg
所属チーム:栗東リブロ(2004)→福井工大付属高校(2005-2008)→大阪体育大学(2008-2012)→岡山湯郷Belle(2012-2013)→ASハリマ・アルビオン(2014-2015)→バニーズ京都(2016-)
ポジション:DF 背番号:20
なでしこリーグ・チャレンジリーグ通算:93試合出場3得点

2部昇格まで、あと1歩に迫るバニーズ京都SC
 完成度の高いパスサッカー支える両後輪に注目!

 「このチームでSBに求めるモノは大きいですよ。」と語るのは、酒井望が所属するバニーズ京都の千本哲也監督。上記したマルセロのような「ゲームメイク能力も必要で、極論すればSBとボランチは一緒かもしれません。」と言う“バニーズ流のSB”。ただ、千本監督は、「まずは1対1で守れる強さは必須」と言う。
ちなみに左SBの酒井望と共に、右SB草野詩帆もゲームメイクに絡みながらロングキックやセットプレーも蹴れる現代型のSBである。車が前輪よりも後輪の方が大きいように、バニーズのパスサッカーを支えているのは、この両後輪なのかもしれない。

 そして、“繋げるSB”だからこそ、千本監督は、「空いているなら中央に入ってボールを受けてみては?」とも要求している。そう、バニーズのサッカーには、ジョゼップ・グアルディオラ監督がバイエルン・ミュンヘンや現在指揮を執るマンチェスター・シティでも実践しているような“SBのボランチ化”や、それを駆使したサイド攻撃も披露されているのだ。

 日本サッカーではパスサッカーやポゼッションサッカーとなると、どうしても中央突破による攻撃がイメージされる。しかし、バニーズは常に両サイドにウイングを配置しているように、パスサッカーとサイド攻撃を両立させた上で中央突破も狙う。そこには4バックのDF全員が常にウイングが抜け出したり、CFが相手CBと1対1になるなら、「縦パス1本も狙っている」というサッカーが“点取りゲーム”である前提で勝つためのプレーを選択するプレー原則も存在する。

 そんなバニーズ京都は、『2017プレナスなでしこリーグ2部・チャレンジリーグ入替戦』の第1節を12月9日(土曜)、第2節を12月17日(日曜)に戦う。今季のチャレンジリーグで2位となったバニーズ京都は、なでしこリーグ2部・9位のFC吉備国際大学Charmeと来季のなでしこリーグ2部の座をかけ、この上ない重要な試合を迎えるのだ。

 関東から東側にお住まいの女子サッカーファンの間では、「バニーズさんのサッカーを全国で観たい」との声も強く、先月には皇后杯2回戦でなでしこリーグ1部の長野パルセイロレディース相手に2-3と惜敗するも、全く引かずに主導権を取りながら果敢にプレーする姿には、相手サポーターから「感動した!」とも絶賛された。シーズンが終わったことで“Jリーグロス”を感じているサッカーファンの皆さんの心を満たすサッカーがココにはある。

 まずはホームの西京極で迎える第1戦。1人でも多くのサッカーファンに、そして地元の皆さんに観戦に訪れていただきたい!観戦無料でJリーグでも見れないサッカーを味わえる「お得感」を体験しよう!

【バニーズ京都SC 今後の試合日程】