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ブンデスリーガ第7節ボーフムVSデュッセルドルフ 田坂交代が裏目に

 個人昇格も可能だったであろうにも拘らず、二部のボーフムに留まった田坂祐介。3シーズン目となる今シーズン、彼は好調を保ったままシーズンに突入し、チームの大黒柱として活躍している。
 しかし、彼の存在が大きすぎるのが良くも悪くも今シーズンのボーフムを象徴している試合となってしまった。

 ボーフムとデュッセルドルフはダービーということで激しい試合となったが、先制したのはボーフム。

 中盤でのボール奪取からの素早いカウンターだった。電光石火という言葉が非常に似合う、素晴らしいゴールだったが、素晴らし過ぎたのが却って良くなかったか。その後、得点機を何度も作り出すものの、最後の詰めに欠ける攻めが増えてしまった。
 その間隙を縫うようにデュッセルドルフも調子を上げていき、中盤での激しい攻防が繰り広げられたのである。

 田坂は中盤を縦横無尽に走り回るものの、スタミナが切れてきたのが目に見えるようになったため後半途中で下がったが、それがバランスを完全に崩してしまった。その後はデュッセルドルフの猛攻を食らう羽目になり、防ぎきれずに同点弾を許してしまった。田坂という中盤のバランサーの存在が余りにも大きすぎるが故の失点であったと言える。

 ここまで無敗を続けているボーフムであるが、資金力に乏しいチームだけに、レンタルや放出で毎年チーム構成が変わるチームである。今シーズンは補強がピッタリと足りないピースにはまり、ここまでの快進撃を続けているが、特定の選手に対する負担が大きすぎるのが難点だろう。

 久々の一部へいけるかどうかは、怪我人の有無に加え、控え選手の成長がどこまで進められるかにかかっている。

 田坂も年齢的に最後の挑戦になる可能性が高いだけに、今シーズンの成功を祈りたい。