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アストン・ヴィラ、監督交代へ。シャーウッドはヴィラを救えるか?

 アストン・ヴィラは、低迷するチームを立て直す為、ポール・ランバート監督を更迭、昨シーズンにスパーズを率いたティム・シャーウッドを招聘した。

 契約期間は2018年6月までと今シーズンの建て直しと来シーズン以降のチーム再建を託しての起用と言えそうだ。

 ヴィラは今シーズン序盤を3勝1分と絶好のスタートを切ったものの、そこから成績は乱高下し、ここランバート政権最終期は10試合未勝利で18位と降格圏に沈んでいた。

 シャーウッド氏は経験が少ないとはいえ、アンドレ・ビラス・ボアス解任後の混乱するスパーズを上手く纏め上げ、無事にEL順位である6位でシーズンを終えており、チーム再建の役目を担うには適任であるといえるだろう。

 しかし、昨シーズンのスパーズとヴィラでは置かれている状況が違いすぎる。

 スパーズのときは攻撃、守備共に駒は豊富だった為、それらを上手く組み合わせることで乗り切ることが出来た。

 しかし、現在のヴィラは25試合12得点と深刻な得点力不足にあえいでいる。

 契約寸前までいっていたリバプールのリッキー・ランバートにも逃げられており、外部からのてこ入れは難しい。かといって守備が堅いというわけでもなく、36失点とこちらも不安な状況だ。

 スパーズ時代は伝統的な4−4−2のスタイルを保持しつつ、攻撃的で早いスタイルを持ち込んでチームを見事に再活性化させたが、ここではどこから手をつければいいのか分からない状況だ。

 シャーウッドは、プレミアでも最古参に入る古豪を復活させることは出来るだろうか?