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プレミアリーグ第6節 リバプールVSエバートン マージーサイドダービー第一ラウンドはドロー決着

 リバプールにとっては苦い、エバートンにとっては甘美な勝ち点1となった試合であった。試合はリバプールが優位に立って進めていたものの、ゴールが決まらない。昨シーズンよりも戦力は確実に上がっているはずである。はずなのだが、歯車が噛み合っていない。

 ララーナにしても、昨シーズンはもっと考えたプレイが出来ていたはずだ。
にも関わらず、今シーズンは力任せなプレイが多く、リバプールの戦術にあまりあっていないように思う。

 最も大きな齟齬を生んでいるのはバロテッリではないだろうか。直近20試合で放ったシュートは63本にも関わらず得点はわずかに一つ。しかもスアレスのように前線をかき回し、常に動き回ってスペースを作るというわけではない。彼は典型的なストライカーだ。しかも運動量が少ない、昔ながらのタイプに近い。調子が良ければそれでも前線で活躍できるのだろうが、今現在の彼は明らかに調子を落としている。もはや英国紙には『PK職人にするには高すぎる買い物』とまで酷評されている始末である。

 一方、エバートンは足りないピースを補強して長丁場を乗り切る選択をしたことは正解だったようだ。ジョーカーとしてのエトーの存在が何よりも大きい。ルカクもそろそろエンジンがかかってくる頃だ。怪我人も少なくない状況で引き分けに持ち込めたのは非常に大きい。ヨーロッパリーグではヴォルフスブルグを一蹴し、チームも波に乗りつつあるだけに、今後一気に順位を上げてきてもなんら疑問はない。

 両チーム共にチャンピオンズリーグ圏内を目指しているだけに、この結果は今後に大きく影響を及ぼしそうだ。