Foot ball Drunker 〔107〕visiting 『AEK Arena – Georgios Karapatakis』ラルナカ / キプロス

女神の島 楽園のスタジアム

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地中海の海洋国家キプロスの人口は125万人。美と豊穣の女神生誕の地として知られる最東端のEU加盟国は欧州の中でも一際趣を異にする。主幹産業の観光が同国経済の約18%を占めている。このビーチは島の西側。東側の商業港湾都市ラルナカもパームツリーが並びリゾート気分を多少なりとも味わえた。


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異なる国の首都を兼任する世界唯一の都市ニコシアには、現在も北キプロス·トルコ共和国とのグリーンラインが存在する。1963年の内戦により封鎖されていたレドラ通りの検問所が再開したのは2008年。実際に徒歩で検問所を抜けてから振り向き撮影した写真がこちら。スペースは商店街の歳末福引き抽選会のブースとさほど変わらない印象。


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第107話は、AEKラルナカの本拠地2016年にオープンしたAEKアレナ–ゲオルギオス·カラパタキス。

昨季のUEFAヨーロッパリーグでの躍進を象徴するボードは破棄されずにそのまま。予選三回戦でセルビアのパルチザン、ウクライナのドニプロに勝利して本選に。スタッド·レンヌ、ディナモ·キエフ、トルコのフェネルバフチェと同居したグループBでは3位。

カンファレンスリーグでは覇者ウエストハムの前にベスト16で屈したものの、PK戦敗退で涙を飲んだ7月のUEFチャンピオンズリーグ予選FCミッティラン戦から始まった国際試合数は14。キプロスのクラブとしては称賛に値する。


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しかしこの日開催されたのは二部プロモーションラウンド=プレーオフの第6節。3位オモニア·アラディポウと首位オモニア・29is・マイオウの試合。
アラディポウは、ラルナカ郊外北西部に隣接する人口二万人の都市。


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自家用車で続々スタジアム入りする選手達。写真左端186cmの大型ストライカーは主将のセルジオ·アブラハム:sergios avraam【1992年9月3日生】。ユース所属時の2013年にエルピーダに移籍し18年に復帰するがプレーしたのは半年のみ。19-21年が二度目の古巣復帰。アルキ·オロクリニから三度目の復帰は22年。


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右端は右サイドバックのクリスティアン·フォティ:Hristian Foti【2001年10月16日生】は母親の母国ブルガリア·ヴァルナ出身。2017年欧州U-17選手権予選にはブルガリア代表に招集されている。父親はギリシャ系キプロス人の二重国籍。高校年代からキプロスのニコシアでプレー。プロデビューは2018年のAEKラルナカ戦。この日対戦するオモニア・29is・マイオウには昨季まで在籍していた。


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