ユネスコ文化遺産認定の和食と地中海料理
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“和食”が 国際連合教育科学文化機関=ユネスコの無形文化遺産に登録されたのは、2013年12月4日。間もなく10周年の節目を迎える。2010年に、イタリア/スペイン/ギリシャ/モロッコの4か国で申請した“地中海の食事”を認定登録されたのなら、日本食を登録しないでどうすると国内外からの声を筆者も耳にしていた。
面白いのはアフリカのモロッコが含まれるなら、自分達もとポルトガル/クロアチア/キプロスの追加申請、認められたのも’13年なので今年節目を祝うのであれば日本とのコラボ企画でもよい。
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カタール大会のモロッコであれば、フットボールでも来年の欧州選手権に参加させたいぐらい。モロッコ料理は、スペイン南部アンダルシアに近いらしい。
並べてみると予選敗退のイタリアは兎も角、地中海沿岸各国は、カタール大会では、それなりの結果を残した。中でも強く記憶に刻まれたのは、やはりクロアチア代表。しかし世代交代を進めるなかでの今月、欧州選手権予選は連敗。
第42話は、ノゴメトニ·クルブ·インテル·ザプレシッチの本拠地イヴァン·ラリャク·イヴィッチ:Ivan Laljak-Ivić Stadium。スロベニアとの国境まで10キロ強に位置する同市のスタジアムまではザグレブ市内から路線バスを利用できる。これまでディナモ・ザグレブから多くの選手が貸し出されており、地理的距離も宛ら両クラブ間の親密な関係が窺える。
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現在クロアチア代表ベンチにはヴェドラン·コルルカ:Vedran Corluka【1986年2月5日生】の姿がある。2012年からロコモティフ·モスクワでプレーしていたセンターバックは、21年の引退後もモスクワに残り同クラブのコーチ、また時を同じくしてズラトコ·ダリッチ:Zlatko Dalic【1966年10月26日】をサポートすべく代表チームに。更に協会はマリオ·マンジュキッチ:Mario Mandzukic【1986年5月21日】にも21年の引退直後に白羽の矢を立てている。彼ら30代の若きコーチ陣は、将来の指揮官候補とする人材であることは間違いない。
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コルルカがインテル・ザプレシッチに加わったのは2004年の夏。当時U20代表の左サイドバック、フルボイェ・カレ:Hrvoje Cale【1985年3月4日生】が運転する車で毎日ザプレシチへ練習に通った彼ともう一人。兄貴分二人に同乗させてもらっていたのが当時18歳のルカ·モドリッチ:Luka Modrić【1985年9月9日】だった。