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欧州蹴球文化探訪 ベルギーの光と闇 第十六話 プレミアに集いし新たな俊英

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 タイトルの“俊英”とは「才能のすぐれている」人物の意。逸材とか俊逸と同義語ではあるが世界最高峰のプレミアからスカウトされたプレーヤーに「英」の文字が見事に当てはまり響きも良いので好んで用いている。

 前話で取り上げたイスラエルのロニー&トム・ローゼンタール親子。

 プレミアリーグ創世記にプレーした父親の道程を辿るように息子もベルギーからイングランドに。ロニーがプレーした90年代はマンチェスターの赤い王朝が覇権を独占。ロンドンで革命の火の手をあげたフランス人ベンゲル。80年代はマージーサイドがイングランドの震源地だった。
そして21世紀ロシアンオイルマネーのチェルシーが参戦する。2002-03シーズン開幕時、チェルシーが抱えていた負債総額は128億円。ロシアから救世主が現れなければ、リーズやポーツマスと同じ道を歩んでいたはず。

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 今では信じられないが当時は自前の練習施設もなく、大学のグラウンドを利用していた。

 高額の移籍金だけではなく、インフラの整備にも資金は投入され2007年現在コブハムにある専用トレーニング施設が完成する。敷地内にはアカデミーも設けられ、昨季UEFAユースリーグ制覇は、成果の証でもある。

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 昨季のUEFAユースリーグについては前々話でも取り上げている。三連覇に挑んだバルサは決勝トーナメント一回戦でアンデルレヒトに敗れたが番狂わせとは言い難く、そのバルサよりも上と位置づけていたアヤックスが、PK戦に持ち込まれローマに敗れた衝撃の方が大きい。そのローマを退けたチェルシーの相手が、アンデルレヒトではなくシャフタール・ドネツクだったのも新鮮な驚き。

Uefa youth 2015

 ブラジル、ジャマイカ、ナイジェリアとの二重国籍を所有する若者達。現在ランスにレンタルされているボガはコートジボアール出身。
ウクライナ人の名前が並ぶシャフタールとはあまりに対照的。

 そして背番号10でピッチ中央に君臨したのがチャーリー・ムソンダ・ジュニア。

 ブリュッセルから家族全員がロンドンへと招かれたのは2012年。 かつてアンデルレヒトでプレーした元ザンビア代表の遺伝子を受け継ぐベルギー人三兄弟。彼らをチェルシーは一挙に獲得した。長男ラミシャは1992年3月27日 生まれ。ポジションはミッドフィルダー。メケレンで既にジュピラープロリーグでのデビューを果たしていた。次男ティカは1994年/01月18日生まれ。本職はセンターバックだが、一列前での守備を任される機会も多い。

About the Author:

Yoshitaka Yokozawa
1964年生 / 東京都在住 NPO・NGOの経験を活かしてサッカルチャー・チャアマンをしてます。 本業は国際交流コンサルタント。文化催事の企画運営や講演など欧州と国内をころげまわってます。 サッカルチャーコラム連載では欧州蹴球文化探訪(全41回) 同ベルギーの光と闇(全27回)※最終話そのうちUPします。 長靴の国で観た異邦人たち(全21話) サッカルチャー・ホームタウン秘書室(2017年~ 同 日本人が知らないアーセナル 全8回含)他。 サッカルチャーやっててよかったのはバルセロナで故ヨハン・クライフに逢えたこと。世界各国の”秘書たち”とビールを飲むのもささやかな楽しみ。

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