セレッソもジュビロも外国籍FWに託す現状 日本人FW輩出は伝統と周囲の覚悟が必要
現在、セレッソもジュビロもJ2に降格してしまったため、何かとチームやクラブが批判されています。しかし、この2クラブは何かと問題視される日本人FWの輩出に対して最も正面から向き合っているクラブです。彼等を頭ごなしに批判してしまう文化こそ日本人FWの台頭を妨げる事になっているではないでしょうか?
昨年、セレッソはウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランを獲得し、日本代表FW柿谷曜一郎を脇役にしてしまい低迷。シーズン途中には元ドイツ代表FWカカウを獲得し、結局は杉本や南野拓実といったユース出身FWを信頼しきれずに降格。シーズン終了後には杉本も南野も完全移籍でチームを離れてしまいました。ジュビロはJ2へ降格した昨季も前田は残留したもののJ1昇格を果たせず。遂に15年間在籍した前田がFC東京へ移籍。代役として元イングランド代表FWジェイ・ボスロイドを獲得しています。
セレッソとジュビロの復権はクラブの伝統に根付いた新しい日本人の点取り屋だと思うのですが、どうやらそれを待てない雰囲気が遂にこの2クラブにも出て来てしまった、ということでしょうか?サポーターやメディアといった周囲の圧力はこんなところにも来てしまっているのでしょうか?
自分達の手で日本人FW台頭の芽を絶っている事に気付かないと・・・。