当初はストックホルム市内の屋内競技場エリクソン·グローブに隣接して新しい国立競技場を建設する予定。この施設も’21年に名称をアヴィーチー·アリーナと変えており、功績の偉大さがうかがえる。しかし’06年に協会は新スタジアムをソルナに建設すると変更。約19億クローナ=2億200万ユーロの予算が見積もられた。同市のロースンダ·スタディオンを本拠地として使用していたのはスウェーデン一部リーグ=アルスヴェンスカンの強豪AIKソルナ。老朽化の著しいロースンダを閉場し約2km離れたところへスウェーデン代表のホームスタジアムがオープンしたのは’12年。 設計·デザインは’07年にストックホルムを拠点とする建築事務所 Berg Arkitekterを買収してスウェーデン支社にした隣国オーフスの建築事務所C.F.Møller Architects。同社とアメリカ合衆国のポピュラス、更に地元ストックホルムのkrook och tjäderと錚々たる顔ぶれが集まっての共同作業。
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実はアヴィーチー·アリーナもC.F.Møllerの作品。それまでにも多くスタジアムを手掛けており代表的なところでは’09年に完成したマルメのエルダ·スタジアム、またデンマークのリンビー·スタジアムも。ソルナに完成したニュースタジアムのファサードは華やかなライトアップ機能を備え配色は自由自在。屋根から中央に四面スクリーンに覆われたメディアキューブが吊るされており、施設内に計647台ものLEDスクリーンが設置されているのも自慢。その屋根も八本の鉄骨に取り付けたレール上で車輪を転がし二枚のプレートを開閉させるシステム。これはアムステルダムのヨハン·クライフ·アレナとよく似ているからおそらく同じメーカー·施工業者とだろう。