Foot ball Drunker 〔8〕visiting 『 Spiros Louis 』アテネ / ギリシャ

周りを明るく照らし、食欲そそる鮮やかなイエロー

欧州での列車移動、車窓のありきたりの風景に退屈しながら、ぼんやりしていると、いきなり菜の花畑やひまわり畑の黄色が目に飛び込んできて些か童心に帰る。日本では太陽を真っ赤に燃えると表現するが、欧州で太陽の色を問えば黄色の返事。


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原宿の《World Breakfast Allday》でギリシャのメニューが食べられると聞いて訪ねた。カバー写真は、ギリシャ風カスタードパイ『ガラトピタ』。表面上部が鮮やかなキツネ色、断面もほのかに黄みを帯びて食欲をそそられる。
古代ギリシャ人の一枚布を体に巻きつけた服装。白をイメージしていたが、神官は黄色を好んだと美術館で聞いた覚えがある。女神アルテミスを崇める祭りで踊りを披露したのは、黄色の衣を纏った少女達。

ギリシャ首都の三強の信号に変化。 赤青(緑)と要注意から本命に変わった黄色

首都アテネのフットボールクラブといえば赤オリンピアコスと緑パナシナイコス。サッカーファンならご存じでも、興味のない輩にしてみればどこの国か?がつく。
「紀元前776年、現在のイリアス県オリンピア市が五輪発祥の地だから、その辺?」と答える方は、かなり博学か愛知県稲沢市民か。それに比べて黄色と黒の虎刈柄はAEKアテネ。わかりやすいことこの上なしのクラブ名。

近年は赤の躍進、緑は停滞、黄色は中途半端に注意と、交差点で見掛けるまんまだったが2017–18シーズンの24年ぶりとなる国内制覇から赴きを異にする。そして昨季は5年ぶりとなるタイトル奪還。


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第8話は昨年までAEKアテネが本拠地として使用していたオリンピアコ・スタディオ・スピロス・ルイス Ολυμπιακό Στάδιο “Spiros” Louis。本来の本拠地アギア・ソフィア・スタジアムの改修工事が終了するまでの仮住まい。
空港から地下鉄に飛び乗っても間違えずにたどり着ける五輪マーク表示は有難い。


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