Foot ball Drunker 〔118〕visiting 『Rat Verlegh Stadion』ブレダ / オランダ


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それがあいみょん:Aimyon【1995年3月6日生】の『マリーゴールド』。せつない歌詞とメロディ。「この娘は何者!?」とキーボードを叩くと、吉田拓郎:Takuro Yoshida【1946年4月5日生】や浜田省吾:Shogo Hamada:【1952年12月29日】の名前がPC画面に。スピッツの影響も色濃く感じられる。驚くべきは《雲のような 優しさで そっとぎゅっと抱きしめて 離さない》《雲がまだ 二人の 影を残すから、いつまでも いつまでも このまま》。何と雲を被せてきたのだが諄くはない。これはもう一気にマイフェイバリット雲ソング一位獲得で決定。おめでとうございます。


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NACブレダの試合を始めて観戦したのは2008年12月のアウェー戦。マッチデープログラムの表紙はミラレム·スレイマニ:Miralem Sulejmani【1988年12月5日生】。前年3位に躍進したブレダのプレーヤーにも注目したが試合は0-3の完敗で印象に残ったのもアヤックスの選手のみ。2019年にエールステ·ディヴィジ降格から名前も顔も浮かばない。 


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過去のNACブレダ所属の選手となると2021年10月に撮影したのはエストニア代表で現在主将を務めるセンターバックのカロル·メツ:Karol Mets【1993年5月16日生】が最後か。2017年にノルウェーのバイキングFKから三年契約で獲得。19年降格決定直後AIKソルナに移籍すると同月のアルスヴェンスカン開幕戦にのピッチに立っている。今更ではあるが、同リーグやJリーグに欧州からの移籍は休みなしで気の毒になる。


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昨年10月UEFAヨーロッパリーグで三笘薫:Kaoru Mitoma【1997年5月20日生】が決めたクライフターンは現地でも大きな話題に。何故ならば決めた相手は元祖が育ったアムステルダムのクラブ。
世代を超えて愛される楽曲やプレーがある。このよく耳にする〝世代を超えて〟のフレーズ。同年代が皆同じものを好み良いと感じるはずがない。感性と年齢は全く関係ないし、年老いても磨かれるのが感性。逆に磨く環境がなければ若かろうが鈍感。
ところで『マリーゴールド』を絶賛する筆者ではあるが、他のあいみょんの曲は知らない。興味が薄れるのは加齢による情緒的消耗だから還暦目前のジジイとしては致し方ない。[第118話了]