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今夏の移籍評価 アーセナル

 チャンピオンズリーグでは今年度もドルトムントとグループリーグで対戦するほか、難敵ガラタサライも控える激戦区に所属していることもあり、弱点であった守備面での補強を欲していたであろうアーセナルだが、

弱点と言える中盤の底からセントラルの補強に関しては噂の上がっていたケディラなどの獲得に失敗しており、心配面といえばその辺りであろう。

 冬までに怪我人が出なければ、更なる補強もあり得る。
 さらにはシーズン序盤でのオリヴィエ・ジルーの負傷離脱により、攻撃陣の再編を余儀なくされたアーセナルだが、移籍期限最終日にマンチェスター・ユナイテッドからダニー・ウェルベックの移籍を成立させた。タイプは違えど、攻撃陣の層がが厚くなったのは間違いない(もっとも、加入してすぐに怪我をして離脱するという、コントのような状態になってしまっているのは笑えない現実だが)。
 また、サニャの抜けた右サイドバックにはサウサンプトンから若き才能であるカルム・チャンバースを補強、早速これが機能しており、ベンゲル監督の若手を見抜く目は未だ健在と言える。また、右のウィングのアレクシス・サンチェスの獲得にも成功しており、チャンピオンズリーグを戦う上でのある程度の準備は完了したといえる。
放出も出番が少なかった選手を中心に完全移籍を行っており(例えばレンタルでジュルーをハンブルガーSVに出していたが、オプションの行使で放出している)、若手もレンタルで武者修行に出したりと、余剰戦力を少なくする方策を打っており、今年度も少数精鋭での戦いとなりそうだ。
 以上を踏まえた上での評価はBとしたい。やはり、守備面での補強の少なさが気になる。昨年からの上乗せでどこまでやれるかがベンゲル監督に課せられた今季前半の課題と言えるだろう。