ラグビーW杯開催 昨年のウェールズ訪問を思ふ
◇◇◇◇
ラグビーのワールド杯フランス大会で二連覇を狙う南アフリカ代表。ニュージーランドと対戦するのは明後(28)日。
スポーツバーで、フランスから送られてくる映像を眺めながらのスコットランド産ペールエールは至福の一時。前回(2019年)は、日本での開催だったので結果が嫌でも耳に入ってきたとはいえ、正直興味の薄い競技。それでも今大会で四強まで勝ち進んだウェールズ代表の活躍は知っている。昨年UEFAネーションズリーグ、オランダ戦を取材したのがカーディフ。皆親切で嫌な記憶はない。
◆◆◆◆
日本航空=JALは公益財団法人日本ラグビーフットボール協会とラグビー日本代表のオフィシャルサポーター。折角なので国際線ラウンジで配布していたラグビーボール型ステッカーを手首に張り付けて撮影したのがこの写真。ノベルティ(無料)の品がメルカリで結構販売されている商魂逞しさに苦笑。これを欲しがる人がいるならJAL職員も本望か。
◆◆◆◆
第47話はウェールズの首都カーディフのミレニアム·スタジアム。2017年6月3日レアルマドリードが連覇の偉業を成し遂げたUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦が行われた巨大スタジアム。
7万4千500人を飲み込む壮大なスケール。当時の動画を見ると当たり前だがゴール後のアセンシオが若々しい。東京五輪で来日し日本代表を地獄に突き落とした頃から風格が漂い始め、現在はこんな感じ。〈昨年撮影〉
◆◆◆◆
1999年に完成したこのスタジアムの所有者はウェールズのラグビー協会。同年のラグビーW杯決勝の舞台。まずラグビー、次いで人気があるのはフットボール。ミレニアムスタジアムからタフ川に沿って北に歩くこと10分、ソフィアガーデンを散策中、予定外のスタジアムに遭遇。
ソフィア公園横に謎のスタジアム
野球場かと思いきやクリケットのスタジアムを生まれて初めて目にした。1999年にはラグビーだけでなくクリケットのW杯も英国で行われている。(オランダとの共同開催)
◆◆◆◆
記録を紐解くと5月20日グループステージでは優勝国·豪州とベスト4のニュージーランドがこのスタジアムで対戦。大会に参加した英国勢はイングランドとスコットランドのみ。しつこく繰り返すがウェールズの人気スポーツといえばやはりラグビー。
◆◆◆◆
それゆえに64年ぶりとなるFIFAワールド杯本選出場を祝うビールは、同国フットボールファンにとつては格別の味だったはず。
下写真は、筆者がオランイェの大ファンだと言って写真を見せると、これを飲めとアウェーの地に乗り込んだサポーター。手渡されたビール缶はオランジブーン:Oranjeboom。麦芽、ホップ、酵母、水の4天然成分だけなのにフルーティーな香り、コクはある苦味控えめのさっぱり系で軽め。1671年ロッテルダムに醸造所を創設。16世紀以降、オランダ王室オラニエ家の統治時代、国民とオランダ王室を結ぶ象徴がオレンジの木。