Foot ball Drunker 〔109〕visiting『 Jan Breydel Stadion 』ブルッヘ / ベルギー


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今季のトルコ·シュペル·リグはガラタサライとフェネルバフチェのマッチレース。引き離されてはいるが3位でウィンターブレークに突入したトラブゾンスポル。2017年のディナモザグレブ取材時は若干20歳のセンターバック、クロアチア代表フィリップ·ベンコビッチ:Filip Benkovic【1997年7月13日生】は負傷で1月末(23節)から欠場。幸い24節からステファノ·デンズヴィル:Stefano Denswil【1993年5月7日生】が復帰して最終ラインに君臨している。’09年既にアヤックスユースで非凡な才能の片鱗に触れており、’15年冬に移籍したブルッヘでレギュラーを獲得。21年まで同クラブで192試合に出場している。

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撮影したデンズヴィルの横にはヘント出身のダヴィー·デ·ファウ:Davy De fauw【1981年7月8日生】の姿。エールディヴィジ201試合に出場。2008年のアレナ開幕戦でのローダJCケルクラーデ所属時以来フレームに収めたのは七年ぶりか。其れから更に八年を経て42歳の現在は古巣ズルテ·ワレヘムにてスカウト職に。
そして先月7日トーマス·ムニエ:Thomas Meunier【1991年9月12日生】がボルシア·ドルトムントは24年6月30日までの契約期間を前倒し、移籍金無でトラブゾンスポルに。25節のハタイスポル戦では先制点をアシスト。2016年5月以来、およそ12年ぶりに同じピッチに立ったデンズヴィルとムニエ。


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今回チョイスした八枚の写真画像は紙誌面が多くなってしまったので次回もヤン·ブレイデルに。

トルコ·イスタンブールの空港で搭乗者に限らず、入港するすべての利用者を対象に金属探知機検査が行われるのは序の口。
モスクワでは地下鉄各駅にも探知機が設置され、大きな荷物を抱えた旅行者はその都度検査の為足を止められる。最初は面倒臭いと感じたもののブリュッセルでの地下鉄テロを思い出せば、不思議と苦にならなくなる。


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写真はロシアの最大手、Baltika:バルティカの7番。飲みながら乗車するとお咎めをくらう気がして、地下に降りる前に缶を空けた。KGB(国家保安委員会)に監視された時代には劣るかもしれないが、近年のモスクワの治安の良さは評価に値した。それだけにプーチンが今回のテロ行為を防げずウクライナの関与を主張するのは腑に落ちない。多くの賢者は疑念を抱くはず。仮に自作自演で国民の命を見捨てたのならば『大馬鹿者』以外に言葉が見つからない。[第109話了]


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