もしかしたらオランダ代表選手やスタッフ、オランダ協会には
今や呪われていると思う人が出てきてもおかしくない状況だ
しかしワーグナーの通俗的な態度を見限って
「人間的、あまりにも人間的」とワーグナーを批判し、
浪漫主義から実証主義へと変換したようにニーチェのように、
オランダ協会は哲学的考察、すなわち根本的な問い
サッカーとはなにか、代表とはなにかを問う作業から入る時期に来たのかもしれない。
ただしこれがオランダがサッカー先進国であるゆえの宿命だとすれば
その道へと舵を取る日本代表もいずれそこにぶち当たるかもしれない。
そしてまた飛躍するオランダ代表が見ることができたら、
それは貴重な歴史的体験になるだろう。
遠くの出来事と思わず、ただし無批判的に取り入れることなく
私達もこの経過をじっくりとウォッチしていこう。