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代表招集も期待される=ASハリマ・アルビオンFW葛馬史奈 インタビュー~“自然体”で勝負する独創的ドリブラーの素顔


 今季のハリマは現在、プレナスなでしこリーグカップ2部で来季の1部昇格条件となる1位・日体大FIELDS横浜とは勝点8差。1部・9位チームとの入替戦となる2位・C大阪堺Lとは勝点差5の4位。8月後半から再開されるリーグは残り8試合。何とか昇格争いに食らいついている状態で中断期間に入っている。

 昨季はシーズン全体(18試合)を通して5勝の7位。2部残留争いに巻き込まれた。ただし、昨季から新設されたプレナスなでしこリーグカップ2部では初代女王に輝いたチームでもあるだけに、チームの最大値のポテンシャルは高そうだ。

 昨季シーズン全体で17得点に終わった攻撃面が、今季は10試合で16得点。すでに昨季を上回りそうな得点力も出て来た。中でも、葛馬は全10試合出場でチーム最多・リーグでも得点ランク2位タイの6得点。1部昇格を現実的に狙うチームを牽引している。なでしこジャパンにも召集された背番号10=FW千葉園子と並ぶ、今やチームの“2枚看板”だ。

 チームが採用するシステムに関わらず、葛馬は常にサイドMFやウイングとしてプレーしているドリブラーだ。MF武田が加入した事で守備から攻撃への切替時に、武田から葛馬へ出るロングフィードはチームの強力な攻撃パターンとなっているように、ボールを持っていない時の動き出しの速さも持ち合わせている。

 典型的なストライカーではないにも関わらず、FW以上の得点力を持ち合わせている。ウイングプレーヤーであるにも関わらず、葛馬はクロスよりもシュートの方が多い。既存の概念にはないようなニュータイプなアタッカーだ。

 彼女のこの特異なプレースタイルはどこから来ているのだろうか?

チーム最多得点(10試合6得点)は、「まずまず」

―――今季の目標に「得点をたくさん取る」と答えられていますが、現在までリーグで10試合6ゴール、カップ戦で2試合1ゴールなので12試合7ゴール。この数字はどのような感覚で捉えていますか?
(葛馬)「まずまず・・・もっと決められるところはあったので・・・まずまず、ですね。」

―――サイドのポジションでプレーしながらのこの数字は凄いことだと思うんですが、如何ですか?
(葛馬)「自分は典型的なストライカータイプではないので。」

―――葛馬選手はドリブラーですが、スピードよりも独特の間合いやリズムの変化、深い切り返しなど、独創的なドリブルが魅力ですが、いつ頃から身に付いたのでしょうか?
(葛馬)「自然にですかね。小学生の時にトレセンに入っていて、そこが“パス禁止のサッカー”でした。それが大きかったと思います。だから自然と感覚が身に付いたのかもしれません。」

―――広島出身で、静岡県の藤枝順心高等学校へ行かれました。強豪校ですね?
(葛馬)「同期にFW植村祥子選手(日体大FIELDS)、1つ上にMF高野紗希・MF中村ゆしか選手もいましたからね。」

―――3学年違いのちょうど入れ違いでINAC神戸レオネッサのMF杉田妃和選手も。
(葛馬)「そうですね。INACとはよく練習試合をしていて、最近もしたんですけれど、後輩によくやられています。みんな巧いんですよ(笑)。」

好きな選手は乾貴士!大好きなサッカー観戦はサンフレを応援!

―――ちなみにサッカーを始められたキッカケは?
(葛馬)「お兄ちゃんの影響が強いですね。」

―――憧れの選手や好きな選手、「この選手のプレーをアイデアにしてる」というような選手はいますか?
(葛馬)「宇佐美貴史選手(アウクスブルク/ドイツ)や乾貴士選手(エイバル/スペイン)ですね。」