時間があれば試合はなくてもスタジアムへ向かうのは毎度のこと。駅からは東方向。ラ·ランブラから路線バスに乗ってヴィラテニムへ。停留場の数は十一、到着までは二十分弱かかっただろうか。第百五十八話は、UEフィゲラスの本拠地エスタディオ·ムニシパル·デ·ヴィラテニム。2001-02シーズンのコパ·デル·レイ二回戦FCバルセロナに1-0で歴史的な勝利を収めたこともある。
市予算の不足分をカタルーニャ政府、ジローナ州議会に補ってもらい1986年におらが街のスタジアムは完成。キャパシティは一万にも満たないが、現在テルセーラ·ディビシオンRFEF(五部)を戦う地元クラブには身の丈にあった規模。位置関係を頭にインプットできたので、帰りは徒歩でロゼス通りを駅へとてくてく戻る。右側に日産とトヨタ、左にはHONDAとSUZUKI、国内自動車メーカーのショールームが軒を連ねていたのを覚えている。
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楽天がバルサのメインスポンサーになった当時、帝国データバンクはカタルーニャ州がマドリード州を日系企業数で上回ると公表している。勤勉で謙虚なカタランの気質を証明する一例と言えなくもない。新型コロナ感染第六波対策にしても規制の緩いマドリード州に比べ厳格な措置を自治州政府は施した。
陽気でいい加減なラテン文化圏は、合理的で真面目、シャイな日本人には馴染めないという説は少なくともカタルーニャには当てはまらない。’60年代からのフランコ政権は世界にネガティブなイメージを定着させてしまった。実はこの悪いイメージを払拭することがバルセロナ五輪の真の開催目的だったのかもしれない。