今シーズン、新しく就任したルイス・ファン・ハール監督の構想外となり、リーガ・エスパニョーラの巨人、レアル・マドリードへローン移籍しているチチャリートだが、そこでもなかなか出場機会を得られず、買取オプションの行使も望み薄となってしまっている。
このままではマンチェスター・ユナイテッドに出戻りとなり、2015-16シーズンも出場機会は得られ無さそうである。
しかし、プレミアのウエストハム・ユナイテッドが彼の獲得に乗り気となっているようだ。
2016年までマン・ユナイテッドは契約を残しており、フリートランスファーでの放出は避けたいと言われており、獲得には少なくとも800万ポンドほど必要だと言われている。ハマーズは、現在主力として活躍しているカルートン・コールが今夏に移籍をする見込みが高いと見られていることから、その後釜候補としてチチャリートもリストアップしているようだ。
ハマーズは現在、ショートパスでのビルドアップとロングボールを使い分け、前線で点で決められる選手にとっては絶好と言えるチームに変貌しつつある。
チチャリートのプレイスタイルは、まさにそのニーズに合致している人材といえるため、この移籍が決まればチームは大化けする可能性を秘めている。
ファーガソンがその能力に惚れ込んで連れ込んだものの、チーム戦術や使われ方に難があり、その実力を充分に発揮したとは言いがたかったここ数年の鬱憤を晴らせる絶好の機会と言えるだけに、是非ともこの移籍は成立して欲しいものだ。