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【インタビュー】バニーズ京都SC・澤田由佳 ~女子サッカーの奥深さを体現する稀有な技巧派MFのサッカー観

 “日本らしい”バニーズのサッカー!

 そう表現できるほど、現在のバニーズ京都SCが披露するサッカーは完成度が高くて面白い。時間をかけて継ぎ足された“秘伝のタレ”でもあるようにすら見える。

 9月2日(土曜)に開幕した『2017プレナスチャレンジリーグ プレーオフ順位決定戦1位~4位』。バニーズは初戦で大和シルフィードを相手に3-2と勝利した。

 ただ、この試合ではリーグ戦で披露されていた後方からの緻密なパスワークは少なく、シンプルに縦のスペースを突く攻撃が活きた。自分達のサッカーが確立されていながら、試合展開によって柔軟な試合運びへと微修正されていた。それでも“秘伝のタレ”が味わえる試合だった。

 そんな重要なプレーオフ初戦勝利の直後、この「“日本らしい”バニーズのサッカー」を支える背番号7のMF澤田由佳に語ってもらった。(インタビュー当日:2017年9月2日。)

<参照マッチレポート>『“日本らしい”バニーズのサッカーで初戦制す!【プレナスチャレンジリーグ プレーオフ順位決定戦1~4位 第1節、バニーズ京都vs大和シルフィード】』

―――お疲れ様です。プレーオフ初戦の勝利、2点目のアシスト、おめでとうございます。
(澤田)「ありがとうございます。」

―――リーグ戦では澤田選手がCBの2人の左側へ下がってビルドアップしていく形がよく見られましたが、今日は中盤の位置にステイしていましたね。
(澤田)「そうですね。今日の試合はプレーオフの初戦という事もあって、まず慎重に入った部分があると思います。繋ぎにはあまり入らず、蹴ってセカンドボールを拾うという安全なポジションニングをとりました。それでも今日は相手DFラインの裏を取れていました。DFラインに落ちる動きをして繋がなくても、簡単に裏をとれて得点にも繋がっていました。なので、これでイケると思って、今日の試合に限っては落ちずにプレーしました。」

―――今日の試合に関しては、MVPにも選出されたFW佐藤莉奈選手が何度も裏に抜けていました。
(澤田)「たぶん本人も自信があったでしょうし、私達もイケるだろうと思っていたので、皆が狙っていましたね。」

―――今日はFWの西川樹選手が欠場しました。数えてみると、リーグ戦の全15試合中11試合が全く同じ先発メンバーでシーズンを戦ってきました。
(澤田)「そうですね、固定はされていますね。でもそれでしっかりと土台ができているので良いと思います。」

―――澤田選手は現在アンカーという役割、あるいはボランチとしてプレーされていますが、もともとはトップ下でプレーされていましたか?
(澤田)「そうですね。バニーズに来てからは中盤のフォーメーションではトップ下というか、1列前でプレーして来ました。今年はアンカーとして1列下がってプレーしていますね。」

「営業」のノウハウを、「事務職」として活かす

 古今東西男女問わず、現在のサッカー界では全てのポジションで新たな役割を求められるようになっている。GKやCBがゲームの組み立てにも絡めるように足下の技術が求められるのも、その顕著な例だ。

 相手陣内でDFを交わしてチャンスメイクするようなドリブル突破を、「営業のノウハウ」と喩えるならば、中盤の底でボランチとして確実に「止めて・蹴る」技術をほぼ100%ミスなくプレーすることは、「事務職」に必要なノウハウと置き換えられるだろう。

 「営業」のノウハウを、「事務」で活かす。営業職の人間が現場で欲しい情報を、もともと営業経験のある人間が提供できれば効率的だ。そんな一般社会でも要求されるようになっている事が、サッカー界でもよく散見される。

 もともとは2列目で果敢なドリブル突破や得点直結のスルーパスを武器としていた、「営業職・澤田」は現在、その能力を「事務職」として活かしている。

About the Author:

hirobrown

創設当初からのJリ−グファンで各種媒体に寄稿する副業サッカーライター。好きなクラブはアーセナル。宇佐美貴史やエジル、杉田亜未など絶滅危惧種となったファンタジスタを愛する。趣味の音楽は演奏も好きだが、CD500枚ほど所持するコレクターでもある。 サッカー歴:中学・高校時代にサッカー部に所属。 中学時は大阪市トレセンに選出される。 その後は競技者としてのサッカーから離れていたが、サッカー観戦は欠かさない 。

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