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横浜Fマリノス、来季監督選びはシティの協力を得て人選へ

 今シーズンは優勝戦線に絡むことが出来ず、樋口靖洋監督との契約が打ち切られることを決意した横浜Fマリノスだが、来季の監督候補の選定に際して、

外国人監督を中心として、資本提携をしているプレミアリーグの雄、マンチェスター・シティの協力の下で人選を進めることを、同社社長である嘉悦社長が明らかにした。

 仮に外国人監督が就任となる場合、2001から02年にかけて在籍していたセバスティアン・ラザロニ氏以来となる。

 ここまでは惜しい年もあったものの、チームの高齢化や外国籍選手の獲得失敗などで優勝から遠ざかっているだけに、マンチェスター・シティの持つ人脈を利用していくのはいい試みだろう。

 欧州での様々な指導者のデータベースなど、Jに今までなかったものを持っているのは非常に魅力的である。

 かつて、浦和レッズがバイエルンと提携を結びながらそれを有効に運営、活用できなかっただけに、Fマリノスにかかる期待や注目は非常に大きくなっている。

 しかしながら、Fマリノスに今足りないものは監督ではなく、得点を獲ってくるストライカーではないだろうか?

 特に今シーズンは抜けたマルキーニョスの穴を最後までふさぎきれなかったのが中位に留まった最大の要因とも言えるだけに、選手獲得の面でも協力体制を築き上げることが出来れば、非常に大きな武器となるだろう。

 特に今、ディレクターを務めているチキ・ベギリスタインは浦和レッズでもプレイ経験があり、Jに関するデータを持っているというのも大きいだろう。

 シティ・フットボール・グループは欧州、米国に提携を含めて7カ国15チームに及ぶだけに、今まで日本では知名度が高くなかった、隠れた名将の発掘につながるかもしれない。

 来シーズンに向けて、非常に楽しみなチームとなりそうだ。