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今夏の移籍評価 サウサンプトン

 マウリシオ・ポチェッティーノ監督の下、大躍進を遂げたセインツだが、その結果、有力チームの草刈場となってしまった。
監督はおろか、チームの主力をあらかた引き抜かれ、昨シーズンとは違うチームとなっていると言っても過言ではない。

 今シーズンはロベルト・クーマンの指揮の下で戦うこととなるが、引き抜かれた主力を補うに足る戦力を集められたといえるのではないだろうか。
 レッドブル・ザルツブルグから快速の左ウィングのマネを、トゥエンテからはタディッチ、ハル・シティからストライカーのロング、フェイエノールトからはペレを獲得した。
 また、インテルからタイデル、チェルシーからはベルトラン、ステアウア・ブカレストからCBのガルドス、アトレティコ・マドリードからベルギー代表のアルデルヴァイレルトなど、失った主力と比較しても遜色の無い戦力を確保することに成功している。特に手薄になった最終ラインにとって、アルデルヴァイレルトの確保は非常に大きい。センターもサイドもこなせる彼の加入はチームにとって非常に大きい(逆に言えば、吉田の地位も安定しなくなることを意味するのだが、それはまた別の話である)。

 クーマン監督の基本戦術はオランダ式の4-3-3であり、シュナイデルランをアンカーにデイビスとウォード=プラウズで構成した中盤は強固で守備面に関しては問題なさそうだ。攻撃面でもマネの加入で戦術の幅が広がったのは大きい。すべてが美味くかみ合えば昨シーズン以上の成績をマークすることも可能だろう。以上を鑑みて移籍の評価はB+としたい。