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クロアチアの新星、射止めたのはイタリアの跳ね馬

 今年の冬の移籍市場での注目株と言える人材が一人居る。

 クロアチアのHNKリエカ所属の若きストライカー、アンドレイ・クラマリッチである。

 昨シーズン、リエカに移籍して突如大ブレイクした23歳のストライカーは、今シーズンも昨シーズンの活躍はフロックでなかったことを示す爆発的な得点力で国内リーグの得点王争いを独走する21ゴール(15試合出場)を挙げており、ヨーロッパリーグでも10試合で6得点、クロアチアA代表にもデビューし、ここまで3試合2得点とその勢いは留まることを知らない。

 そんな彼に熱視線を送るチームは数多い。チェルシーを筆頭にストーク・シティ、ボルシア・メンヘングラッドバッハ、フィオレンティーナ、ミラン、インテルなど錚々たる面子が並んでいるが、これらのチームを出し抜いてセリエAの雄、ユヴェントスが移籍に合意したと報道された。

 HNKリエカのオーナーであるマッテオ・ヴィルピ氏だが、実はセリエBのスペツイアも所有しており、選手のローンなどでユヴェントスとの繋がりがあり、優先的に彼との移籍話を流したという裏があるようだ。

 この移籍により、リエカは1000万ユーロの移籍金を得た。売り出すには最高のタイミングだったといえるだろう。

 というのも彼の契約は2015年6月までであり、来夏にはフリートランスファーとなるからだ。ユヴェントスとの契約は5年契約、年棒150万ユーロで決着したようだ。

 ユヴェントスは、彼の獲得はチャンピオンズリーグ、グループリーグ突破後を睨んでのものだろう。

 能力的にも問題なく、ヨーロッパの大舞台でもきっちり実績を積んでいる若手ストライカーは早々出回る人材ではない。

 そういう意味では安い買い物だといえるのではないだろうか?

 ユヴェントスは、優秀な若手フォワードを多く囲い込んでいる。

 今後数年はイタリアでの優位は動きそうになさそうだ。