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宇佐美貴史が武藤嘉紀に劣る理由③スプリント数の急増の功罪

 しかし、今のガンバ大阪の長谷川監督の守備戦術では、まずFWの2人が残りの8人が守備ブロックに戻るための時間稼ぎのチェイシングやディレイと呼ばれる守備をし、再びFWの2人は自陣へ戻るために動かないといけない。スプリント数が伸びるのは、ボール奪取力だけではワールドクラスの日本代表MF今野泰幸が復帰したから。彼のボール奪取から速攻に移行するため、自然とスプリント数は伸びます。

 ただ、それが宇佐美本来のポテンシャルを最大限発揮しているかどうか?となった時にはハテナマークが付きますし、それ以上にこれでは約束事のような予め決まり切った戦術を遂行するだけなので、彼にもっと不足しているであろうオフ・ザ・ボールでの動き出しの工夫を改善できません。この部分がACLでチームも宇佐美も苦戦していた理由でしょう。

 そして、武藤との差に繋がっているのが、【ゴールをした時間帯】に現れます。60分までのゴールが多い宇佐美と、それ以降のゴールが多い武藤。決勝点が多いのが宇佐美の方がですが、終盤に自らの突破やスプリントでファウルを奪って決勝点に絡めるのは武藤の方。その時にピッチにいない事も多い宇佐美にはスタミナの問題もあるかもしれませんが、それは彼に無駄な負担を強いるガンバ大阪の戦い方にも問題がある気がします。それでチームとしての結果が国内限定では出ているために疑問視されませんが、果たして本当にそれで良いでしょうか?

※は決勝点
武藤嘉紀 宇佐美貴史
8ゴール 9ゴール
出場時間946分 出場時間863分
相手 得点時間 相手 得点時間
1節 G大阪 75分 1節 FC東京 53分(PK)
1節 G大阪

91分 3節 甲府 64分
3節 神戸 68分 4節 名古屋 45+1分(OG)
5節 湘南 64分※ 4節 名古屋 49分※
6節 広島 1分 5節 清水 29分
9節 川崎 87分※ 5節

清水 80分※
10節 仙台 48分(PK) 6節 湘南 26分※
10節 仙台 52分※ 7節 新潟 48分
8節 松本 16分*
得点時間帯の比較
武藤嘉紀 宇佐美貴史
1~30分 1 1~30分 3
30~45分 0 30~45分 1
45~60分 2 45~60分 3
60~75分 3 60~75分 1
75分~85分 0 75~85分 1
85分以降 2 85分以降 0
合計 8 合計 9