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浦和、大型補強は止まず。アジア制覇への本気度は高い

 浦和が来季に向け、着々と補強を進めている。

 既に広島から石原直樹、大宮からスロベニア代表FWのズラタン、清水からFW高木俊幸び獲得を既に発表しているが、更に攻撃面では、海外から久しぶりに補強がありそうだ。

 スロベニア代表のMF、ネイツ・ペチュニクの獲得が決まっているようだ。彼の所属していたレッドスター・ベオグラードは資金難に苦しんでおり、彼の年棒120万ユーロの支払いですら不可能となり、2016年6月まで契約は残っていたものの、自由契約として彼を放出するより無かったようだ。

 現地での報道では浦和との契約を決めたと流れており、攻撃陣の面子に関してはACLをも戦う過密日程にも対応できるだけの堂々たるものになったと言えるだろう。

 噂では梅崎に再び海外挑戦するというものが出ており、彼が抜けたとしても充分に対応は可能だろう。

 一方、守備の選手では、FC東京からDFの加賀健一の獲得を発表した。加賀と同タイプの坪井が湘南に移籍していることから、坪井の移籍は浦和としては不本意なものだったのだろう。
 また、那須、鈴木啓太、阿部勇樹とセンターラインの高齢化から同ポジションをこなせる選手として湘南のU21代表DF遠藤航やセレッソのDF山下達也、FC東京の高橋秀人らもリストアップしていたようだが、いずれも獲得に失敗してしまっているのは少々気がかりだ。

 守備力の向上と層の更なる強化は浦和は必須になっているだけに、更なる補強をどのような形に変化させていくのか、強化部の力が問われる形になる。

 今季は終盤に失速した原因の一つは、鈴木啓太不在による守備面の乱れにあっただけに、守備の選手の更なる補強が出来るか否かが来季の浦和の運命を左右しそうだ。