在籍13シーズン、Chelsea歴代最多得点記録、Chelseaのレジェンドであり顔でもあったFrank LampardがMLSの新規参入チームNew York City FCに移籍することが発表されたわずか10日後、プレミアリーグのライバルであるManchester Cityにレンタル移籍することが発表された。
この移籍劇は彼のファンのみならず全世界のサッカーファンが驚いたことだろう。退団する以上のインパクトがあったのではないだろうか。
過去には似たようなケースは存在する。BeckamがReal Madridを退団しLA Galaxyに移籍したときはMLSのシーズンオフを利用してUnitedのライバルであったArsenalの練習に参加したりAC Milanにレンタル移籍したり、Arsenalで活躍したHenryがNY Red Bullsに移籍した際もArsenalに1ヶ月半のレンタルで復帰している。このシステムはMLSとヨーロッパのシーズンのずれがあるからこそできることであるのだが、今回はそれにまたひとつ別の要素が加わって短時間で可能にしてしまったという裏がある。
City Football Groupをご存知だろうか?City Football GroupとはMan CityのオーナーであるADUG(Abu Dhabi United Group)が母体となったサッカーにおける業務提携やネットワークの構築を目的とした組織であり、現在イングランドのManchester City、オーストラリアのMelbourne City、アメリカのNew York City、そして日本の横浜Fマリノスが傘下におさまっている。